JRが国鉄時代に認定した日本の三大車窓」というのがある。北海道根室本線の狩勝峠から見えるのが一つで、現在は新線となっているが、旧線時代の方が素晴らしかったそうで、太平洋まで見える絶景となっている。
二つ目は篠ノ井線嬬捨近くから千曲川を中心に善光寺平や北信五岳の眺望で、多くの絶景がある信州で最も素晴らしいと言われている。
三つめは九州を走る肥薩線の矢岳超えで、スイッチバックやループラインを経て矢岳トンネルを抜けるとその絶景が見え、韓国(からくに)岳や霧島連峰だけではなく、桜島北岳や天気に恵まれたら開聞岳まで見えるというのだから素晴らしい。
数年前、九州の友人夫妻と指宿に行ったことがあるが、その時に利用したのが鹿児島中央駅から走る観光特急「指宿の玉手箱」で、前方から見ると半分ずつ白と黒で塗り分けられた列車で、車内は木材を用いた如何にも観光列車という設定になっていた。
停車駅で扉が開くと浦島太郎の玉手箱の煙をイメージして上部からミストが出る仕掛けに笑ったが、ユニークな列車として印象に残っている。
往復とも海側には桜島が見えるが、帰路は時間があったので指宿駅で観光タクシーを利用。2時間コースで枕崎線のJR最南端で有名な西大山駅や、開聞岳が目の前に見える所まで案内して貰った。
この時のタクシーの運転手さんとのやりとりが面白かった。目的地へ向かって走行中に料金メーターが5000円を示したら、「お客さん、今、指宿は観光キャンペーンを実施していまして、2時間まで5000円ということになっておりますので、ここからメーターは使用いたしません」と止められたからだ。
そんなことを想像もしていなかった我々はびっくりだったが、割安なので大歓迎で互いが幸運に恵まれたと盛り上がった。
この日は別の温泉でもう1泊する予定だったが、前夜の夕食時に携帯電話が鳴り、幼馴染みの友人のお姉さんのご逝去を知り、九州新幹線から博多駅で「のぞみ」に乗り換えて帰阪し、次の日の葬儀に参列していた。
不思議なことだが、それから1年ほど経った頃、ある温泉に出掛けていたら今度はお兄さんのご逝去の連絡があり、また1泊だけで帰阪したので忘れられない思い出となっている。
今日の写真は観光特急「指宿のたまて箱」を。そのユニークな車体の色をご覧あれだが、古い車両をリニューアルされたことと、線路の状態がよくないみたいで、横揺れが酷くて走行音が騒がしかったことを憶えている。
二つ目は篠ノ井線嬬捨近くから千曲川を中心に善光寺平や北信五岳の眺望で、多くの絶景がある信州で最も素晴らしいと言われている。
三つめは九州を走る肥薩線の矢岳超えで、スイッチバックやループラインを経て矢岳トンネルを抜けるとその絶景が見え、韓国(からくに)岳や霧島連峰だけではなく、桜島北岳や天気に恵まれたら開聞岳まで見えるというのだから素晴らしい。
数年前、九州の友人夫妻と指宿に行ったことがあるが、その時に利用したのが鹿児島中央駅から走る観光特急「指宿の玉手箱」で、前方から見ると半分ずつ白と黒で塗り分けられた列車で、車内は木材を用いた如何にも観光列車という設定になっていた。
停車駅で扉が開くと浦島太郎の玉手箱の煙をイメージして上部からミストが出る仕掛けに笑ったが、ユニークな列車として印象に残っている。
往復とも海側には桜島が見えるが、帰路は時間があったので指宿駅で観光タクシーを利用。2時間コースで枕崎線のJR最南端で有名な西大山駅や、開聞岳が目の前に見える所まで案内して貰った。
この時のタクシーの運転手さんとのやりとりが面白かった。目的地へ向かって走行中に料金メーターが5000円を示したら、「お客さん、今、指宿は観光キャンペーンを実施していまして、2時間まで5000円ということになっておりますので、ここからメーターは使用いたしません」と止められたからだ。
そんなことを想像もしていなかった我々はびっくりだったが、割安なので大歓迎で互いが幸運に恵まれたと盛り上がった。
この日は別の温泉でもう1泊する予定だったが、前夜の夕食時に携帯電話が鳴り、幼馴染みの友人のお姉さんのご逝去を知り、九州新幹線から博多駅で「のぞみ」に乗り換えて帰阪し、次の日の葬儀に参列していた。
不思議なことだが、それから1年ほど経った頃、ある温泉に出掛けていたら今度はお兄さんのご逝去の連絡があり、また1泊だけで帰阪したので忘れられない思い出となっている。
今日の写真は観光特急「指宿のたまて箱」を。そのユニークな車体の色をご覧あれだが、古い車両をリニューアルされたことと、線路の状態がよくないみたいで、横揺れが酷くて走行音が騒がしかったことを憶えている。
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