食品に異物が混入している問題が話題になっているが、昔に体験した忘れられない出来事があるので紹介を。
その日は「友引」の日でお通夜はあったが、ご出棺される葬儀はなかった。昼時のこと、事務所にいた4人の女性スタッフ達が昼食を何にするか思案しており、やがて決まったのが少し離れているところにオープンしたお好み焼き店に買いに行くというので私も序にと依頼した。
30分程すると私の部屋へ注文したものを持参してくれ、別のスタッフがお茶の準備をしてくれたので熱い内にと思って食べ始め、テレビで昼のニュースを観ながら完食した時のことだった。
一人の女性スタッフが「キャー!」と悲鳴を上げた。それはとんでもないことが起きた序章のようで、続いて次々に他のスタッフが固まってしまい、「嘘!」「信じられない!」なんて叫んでいる。
やがて「社長、食べられましたか?」と質問をされたので完食したと返したら、想像もしなかったことが判明した。
一人の女性スタッフが食べていたお好み焼きの中から大きなゴキブリが発見されたからで、どうやら想像するとお好み焼き店のポリバケツの粉の中に落ちていたしか考えられないことに至った。
それぞれが半分程度を食べた状態で如何にも気持ちの悪そうな表情をしているが、私はすでに完食してしまっていたのだから最悪の事態だが、もうどうすることも出来ないのは当たり前で、和食堂に出前を依頼していた男性スッフ達が「お好み焼きを選択したのが災難だったな」と成り行きを楽しんでいるような様子だった。
残ったお好み焼きにもはや手を付ける者はいなかったが、この事態に関して店舗に対してどのように対応するべきかという意見が交わされ、男性スタッフの一人が発言した「正直に顛末を伝えるべき」という結論に至った、私の考え方は持ち帰ってからのことであり、弊社のことも知らないことはなく、あまりにも問題が大きくなり過ぎる危険性からクレーマーという誤解が生じる可能性もあり、社長命令で泣き寝入りをして伝えないでおくことにし、それぞれが負担していた費用も私のポケットマネーで対応することにした。みんなの食事が終わった頃、その店舗で二度と買わないようにし、気持ちの悪いことは忘れようと慰めて納得させることになった。
一番若かったスタッフが「店内ならクレームが認められるでしょうが、持ち帰った物ですから水掛け論としの誤解されてしまうことも考えられます。賢者の選択と言えるかもしれませんよ」と言われたので、「そういうことだ」と返した私だが、確かあの気仙沼の女性も被害者の一人だったと記憶している。
今日の写真は「ピピの日記」から拝借。広島の雪景色を。
その日は「友引」の日でお通夜はあったが、ご出棺される葬儀はなかった。昼時のこと、事務所にいた4人の女性スタッフ達が昼食を何にするか思案しており、やがて決まったのが少し離れているところにオープンしたお好み焼き店に買いに行くというので私も序にと依頼した。
30分程すると私の部屋へ注文したものを持参してくれ、別のスタッフがお茶の準備をしてくれたので熱い内にと思って食べ始め、テレビで昼のニュースを観ながら完食した時のことだった。
一人の女性スタッフが「キャー!」と悲鳴を上げた。それはとんでもないことが起きた序章のようで、続いて次々に他のスタッフが固まってしまい、「嘘!」「信じられない!」なんて叫んでいる。
やがて「社長、食べられましたか?」と質問をされたので完食したと返したら、想像もしなかったことが判明した。
一人の女性スタッフが食べていたお好み焼きの中から大きなゴキブリが発見されたからで、どうやら想像するとお好み焼き店のポリバケツの粉の中に落ちていたしか考えられないことに至った。
それぞれが半分程度を食べた状態で如何にも気持ちの悪そうな表情をしているが、私はすでに完食してしまっていたのだから最悪の事態だが、もうどうすることも出来ないのは当たり前で、和食堂に出前を依頼していた男性スッフ達が「お好み焼きを選択したのが災難だったな」と成り行きを楽しんでいるような様子だった。
残ったお好み焼きにもはや手を付ける者はいなかったが、この事態に関して店舗に対してどのように対応するべきかという意見が交わされ、男性スタッフの一人が発言した「正直に顛末を伝えるべき」という結論に至った、私の考え方は持ち帰ってからのことであり、弊社のことも知らないことはなく、あまりにも問題が大きくなり過ぎる危険性からクレーマーという誤解が生じる可能性もあり、社長命令で泣き寝入りをして伝えないでおくことにし、それぞれが負担していた費用も私のポケットマネーで対応することにした。みんなの食事が終わった頃、その店舗で二度と買わないようにし、気持ちの悪いことは忘れようと慰めて納得させることになった。
一番若かったスタッフが「店内ならクレームが認められるでしょうが、持ち帰った物ですから水掛け論としの誤解されてしまうことも考えられます。賢者の選択と言えるかもしれませんよ」と言われたので、「そういうことだ」と返した私だが、確かあの気仙沼の女性も被害者の一人だったと記憶している。
今日の写真は「ピピの日記」から拝借。広島の雪景色を。
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