昨日の号の続きだが、オーストラリアとは本当に広大な国である。日本との時差は東側にあるシドニー地区ではプラス「1時間」で、西側にあるパースではマイナス「1時間」となっており東西で2時間となっているが、中間部では30分の時差というところもあるので面白い。
シドニーへの直行便の到着時間を調べたら、飛行する所用時間と計算が合わないのは時差からだと判明してすっきりした。
首都の決定に関して秘話があったことを知った。シドニーとメルボルンが互いに争っていたところから別の都市というところからキャンベラとなったそうだが、そこは議員と官僚などの関係者しか生活していないと揶揄されていた。
メルボルンと言えば思い出すのが中学生時代に観た映画「渚にて」だ。アメリカとソ連の冷戦下、核戦争が勃発。北半球が核で汚染されてしまい、国に帰港出来なくなったアメリカの原子力潜水艦がメルボルンに入港、そこから物語が進展するものだが、迫り来る「死の灰」の恐怖を見事に描いた反戦映画で、主人公である艦長にはグレゴリー・ペックが演じていた。
主題曲はオーストラリアの第2国歌と言われる「ワルツィング・マチルダ」で、その旋律はすぐに記憶に残り、40歳を超えた時に担当したある式典でオーストラリア人の入場を迎えるためにこの曲を演奏したら喜ばれた体験がある。
さて、下関から東に高速道路を走ると山口ジャンクションで山陽道と中国道に分かれ、九州方面から帰阪する際には交通量の少ない中国を選択して来たが、そんな話を友人にしたら大変な目に遭ったという体験話に同情した出来事があった。
彼は奥さんと山口県の湯田温泉に行った帰路、秋芳洞の見学や「金子みすゞ」記念館も立ち寄り、深夜に帰阪する行程で中国道を走行したのだが、広島県から岡山県に入った辺りサービスエリアで給油の予定をしていたら、夜間休業していたところから先に進めず、仕方なく車の中で一夜を過ごす羽目になったのである。
高速道路を走行中にガス欠になれば最悪で、それこそ大事故に巻き込まれる危険性が高く、絶対に避けなければならない問題だが、次のガソリンスタンドのあるサービスエリアまで走行出来ない可能性が少しでも考えられるなら動かない方が「賢明」で「懸命」につながるだろう。
高速道路の給油ステーションで気を付けたいのはもう一つあり、法律による地下タンクの定期検査で、確認が済むまで閉鎖となることもあるので利用する前に調べておきたいものだ。
さて、昨日の地方紙のニュースに信じられない記事があった。先月に開通した九州の高速道路だが、大分県佐伯市蒲江インターチェンジから宮崎市内まで給油所の存在がなく、その距離が279キロにもなるというのだから驚きである。
他にも九州地区では鹿児島周辺で200キロ以上というケースが2カ所あり、そんな方面を走行する場合には気を付けたいものだ。
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