中央線の甲府発新宿行き「特急かいじ」が、停車駅である「三鷹駅」を通り過ぎてから気付いて停車、後続列車があるところから本来通過駅である「中野駅」で臨時停車、「三鷹駅」で降りるつもりだった乗客37人を降ろしたというニュースがあった。
マンネリの中に生まれる勝手な思い込みが原因だろうが、些細なミスが大事故を起こす要因になることも多く、こんなヒューマンエラーはないように願いたいものである。
「なぜあんなミスを?」「どうして忘れていたのだろうか?」なんてことは誰にも体験したことのあるミスだが、そもそも人間とはミスをするという前提で行動すればその発生が激減すると言われている。
若い人達に教えていたことは、いつもこれでよいのかという「?」を持つこと。ミスをしたらプロとして恥ずかしいという「羞恥心」を持つこと。プロである以上「もしも」と考え、対応の締め括りには「IF」を心しておく3つの心構えだった。
プロが素人であるお客様からミスを指摘されたら恥ずかしいのは当たり前で。謝罪をするエネルギーの大変さを知っていたら絶対にミスをしないように行動する筈であり、上記の3教訓は「想定外」という言葉が出ないがためのキーワードとも言えるだろう。
さて、就寝前に服用する薬が効いて来るまでの時間に旅程について調べているが、過去に世界地図について触れ、平面図で脳裏に焼き付いていると地球が丸いことを忘れ、地中海に接する国々が地図で上部に在するヨーロッパ北西部より直径に近い分遠いことが不思議に思う現象が起きると書いたことがあるが、それと同じことが起きたので恥ずかしいが紹介を。
オーストラリアへの航空便で感じることになったことだが、成田からシドニー直行便は10時間弱で、4859マイルを飛ぶことになる。しかし、シンガポールを経由するとシンガポールまで7時間で3311マイル、シンガポールとシドニー間7時間40分で3912マイルとなっており、合計すると7223マイル、14時間40分となるので随分と遠回りになってしまう。
バンコクなら成田から2868マイル、バンコクとシドニー間は4683マイルで合計7551マイル7時間15分と9時間20分で16時間35分となる。
経由便は乗り換えの待機時間も様々で、2時間もあれば20時間以上もあるので選択を間違わないようにしなければならない。
飛行機の国際線では「ストップオーバー」というシステムと「オープンジョー」というシステムがあるので利用すると便利だが、条件外設定の便があったり、価格が異なるケースもあるので確認も必要である。
前者は経由する空港で手続きをしてその国へ一時的に入国することで、後者は往路の到着地と異なる地点から飛び立って帰国するケースであり。その間に2都市や3都市を巡ることも出来るのだが、航空便の他に自分で勝手に鉄道やバスで移動も可能になっていても、ちょっと割高になるのが一般的である。
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