チケット入手が困難という人気列車として知られる「トワイライト・エクスプレス」が、来年春に引退すると発表されていた。
運転が始まってからもう25年になるが、観光寝台列車の代名詞みたいな存在になっており、車両の老朽化や北海道新幹線の開業が背景にあるようだ。
大阪と札幌間1500キロを22時間も要して走行する列車だが、観光列車という位置付けから、在来線で定期的に運転される特急列車が優先され、途中の停車駅で何度も追い越されることも知られている。
週4往復の運転だが、10月からは毎日運転されるそうなので、乗車しようと思われる方々は早目に旅行会社に手配をどうぞ。
JRの駅の端末では瞬時に売り切れとなる列車。1ヵ月前の午前10時から発売されるが、スイートルームは2室しかないので入手することは難しい。
今はどうか知らないが、昔、新婚旅行向けだけは半年前から予約出来るという裏技があったが、旅行会社が先に予約を取って入手してしまい、一般の人が取れることは難しかった。
数年前、友人夫婦が結婚30周年を迎え、子供達から北海道旅行をプレゼントされ、帰路は札幌から乗車となっていたので楽しみにしていたら、札幌駅の改札口付近にいた時に娘さんから携帯電話で運休と知らされたそうだ。
新潟県内で大雨が降り、観光列車であるところから運休が決められたようだが、千歳空港から飛行機で帰阪したのが残念だったと心残りが払拭出来ないでいる。
私は利用したことはないが、上野と札幌を結ぶ「北斗星」に乗ったことがあり、17時間以上を要したので後悔したことも憶えている。
JRの特急列車には、車内でしか販売されていないグッズもあり、「北斗星」でヘッドマークが入った懐中時計を購入したが、講演の際に重宝していたのに、名古屋のホテルで講演した際に演台に置き忘れ、気が付いて戻った時には消えてしまっていたので寂しくなった思い出もある。
北海道を走る特急列車の車内でオリジナルの「チョロQ」を購入。孫に送ってやったら喜ばれた。
そうそう、北海道に行くことを知った孫から「マリモ」をお土産にと頼まれ、そんな物があるのかと千歳空港の売店の案内所で聞いてみたら、専用のコーナーがあると教えられてびっくり。天然記念物なのにどうしてと思ったら、それは阿寒湖のものでなかったが、「マリモ」用の餌まで販売されていたのを初めて知った。
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