66回目となる札幌の「雪まつり」が今日から始まった。何度か行ったことがあるが、初めて行った時のことが大変だったので忘れられない思い出となっている。
30年以上も前のことだが、夫婦で札幌までの飛行機を予約していたのだが、出発の日にどうしても私が司会を担当しなければならない葬儀があり、妻だけを先に行かせて夕方の便で行こうと考えていた。
葬儀を終えて着替えてから空港に向かったのだが、日本航空も全日空も全く空席がない。「雪まつり」の時期であることを失念していたことから思い知らされることになったのだが、窓口のスタッフに調べて貰ったら函館行きの空席があることが判明。午後6時過ぎに到着する便で函館空港に行き、タクシーで函館駅に行って「特急北斗」で札幌に向かったのだが、札幌駅到着は午後10時過ぎ、駅前からタクシーでホテルに着いた時は気力が失せるほど疲れていた。昼食から食事をしたのは車内販売で買った駅弁だけで、偏食の多い私には半分以上敬遠する具材だった事情もあった。
そして次の日のこと。友人の案内であちこちを観光し、暗くなってからライトアップされた雪像を見学したのだが、足下が滑って力が入って脹脛が堪らなく激痛を感じるようになった。仕方なくタクシーでホテルに戻り、すぐにマッサージの方をお願いしたら、「お客さん、何をされてこんなになったのですか?」と聞かれて事情を話したら笑われ、この時期は普通の靴の場合は簡易アイゼンを装着しなければ危ないことを教えられた。
その後に冬の北海道へ出掛けた時は、千歳空港のショップの中でプラスチックのアイゼンを購入するようになったが、積雪のある道がアイスバーン状態になったり凍っている場合には欠かせないツールと重宝している。
考えてみれば信州にスキーに行くようなスノーブーツを履いていれば少しは問題をクリア出来るのだが、そんなことに気付いたのは何年も経ってからのこと。飛行機を利用するという思いがそんな発想に至らなかったのだろう。
数日前、新千歳空港が利用客に対応するのに限界を迎えているニュースがあった。外国人が観光に来ることも増えて改革しなければならない問題が山積しているようだが、そう簡単には進まないようである。空港と札幌駅や小樽駅を結ぶ快速のエアポートも、乗車人数を増やすためにクロスシートからロングシートに変更されているニュースもあった。私のような年代の障害者は310円を追加して「Uシート」の利用を余儀なくされるが、15分毎に運転されているので焦ることはない。
札幌駅まで最速で37分だが、この列車を利用していた時に忘れられない思い出がある。南千歳駅を発車してからすぐに携帯電話に着信があり、次の停車駅で降りて電話を掛けたら、すぐに帰阪しなければならないお客様のご不幸を知った。
仕方なく反対側のホームに行き、空港まで戻って伊丹空港行きの便で帰阪したが、確か2月の下旬だったと記憶している。その1週間後に再度札幌に行き、在来線で目的地への向かい、途中で通った石狩川の橋梁でタクシーで走行中に体験したスノーパウダーの恐ろしさは今でも懐かしく憶えている。
今日の写真は今年の札幌「雪まつり」のポスターを。
30年以上も前のことだが、夫婦で札幌までの飛行機を予約していたのだが、出発の日にどうしても私が司会を担当しなければならない葬儀があり、妻だけを先に行かせて夕方の便で行こうと考えていた。
葬儀を終えて着替えてから空港に向かったのだが、日本航空も全日空も全く空席がない。「雪まつり」の時期であることを失念していたことから思い知らされることになったのだが、窓口のスタッフに調べて貰ったら函館行きの空席があることが判明。午後6時過ぎに到着する便で函館空港に行き、タクシーで函館駅に行って「特急北斗」で札幌に向かったのだが、札幌駅到着は午後10時過ぎ、駅前からタクシーでホテルに着いた時は気力が失せるほど疲れていた。昼食から食事をしたのは車内販売で買った駅弁だけで、偏食の多い私には半分以上敬遠する具材だった事情もあった。
そして次の日のこと。友人の案内であちこちを観光し、暗くなってからライトアップされた雪像を見学したのだが、足下が滑って力が入って脹脛が堪らなく激痛を感じるようになった。仕方なくタクシーでホテルに戻り、すぐにマッサージの方をお願いしたら、「お客さん、何をされてこんなになったのですか?」と聞かれて事情を話したら笑われ、この時期は普通の靴の場合は簡易アイゼンを装着しなければ危ないことを教えられた。
その後に冬の北海道へ出掛けた時は、千歳空港のショップの中でプラスチックのアイゼンを購入するようになったが、積雪のある道がアイスバーン状態になったり凍っている場合には欠かせないツールと重宝している。
考えてみれば信州にスキーに行くようなスノーブーツを履いていれば少しは問題をクリア出来るのだが、そんなことに気付いたのは何年も経ってからのこと。飛行機を利用するという思いがそんな発想に至らなかったのだろう。
数日前、新千歳空港が利用客に対応するのに限界を迎えているニュースがあった。外国人が観光に来ることも増えて改革しなければならない問題が山積しているようだが、そう簡単には進まないようである。空港と札幌駅や小樽駅を結ぶ快速のエアポートも、乗車人数を増やすためにクロスシートからロングシートに変更されているニュースもあった。私のような年代の障害者は310円を追加して「Uシート」の利用を余儀なくされるが、15分毎に運転されているので焦ることはない。
札幌駅まで最速で37分だが、この列車を利用していた時に忘れられない思い出がある。南千歳駅を発車してからすぐに携帯電話に着信があり、次の停車駅で降りて電話を掛けたら、すぐに帰阪しなければならないお客様のご不幸を知った。
仕方なく反対側のホームに行き、空港まで戻って伊丹空港行きの便で帰阪したが、確か2月の下旬だったと記憶している。その1週間後に再度札幌に行き、在来線で目的地への向かい、途中で通った石狩川の橋梁でタクシーで走行中に体験したスノーパウダーの恐ろしさは今でも懐かしく憶えている。
今日の写真は今年の札幌「雪まつり」のポスターを。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「札幌の思い出」へのコメントを投稿してください。