福知山から天橋立を結ぶ観光列車「くろまつ」号の運転が話題となっていた。車内で料理を楽しめる発想の列車があちこちに登場しているが、この列車もそんな企画が中心となって考えられた列車である。
各地で運転される観光列車の人気が高く、遠方から予約をされて乗車される人も多く、そんな情報が発表されると予約が殺到するらしい。
そんなところからプラチナチケット状態になる訳だが、前にも書いた列車が単なる移動手段ではない考え方もある顕著な例とも言えるだろう。
関東方面の人が関西方面へ観光に来られる際、羽田空港からでなくわざわざ不便な成田空港から伊丹へ飛んで来る人達もいる。その目的は日本航空3007便に搭乗するためで、「777-300型機」は国内線仕様ではなく国際線仕様になっており、「1000円」アップの料金で「Jシート」の予約が取れたら、今ならシェルフラットの国際線ビジネスクラスの雰囲気が味わえるからであり、飛行機ファンの間ではかなり知られるフライトとなっている。
「3007便」は18時半成田発19時40分伊丹着が定刻となっているが、今日は19時05分に出発して1時間足らずで伊丹空港に到着していたのでかなり短い飛行時間となっていた。
直線距離で460キロ程度しかない訳だが、飛行機は追い風と向かい風で対地速度が随分と変わり、過去に搭乗した太平洋上での体験は、向かい風時に750キロ、追い風時に
1050キロだったので驚いた。
昨年のあるテレビ番組に機長を定年退職された人物が航空評論家として出演され、その中で東京から25分で伊丹空港まで飛んだこともあると語られていた。
時速900キロ前後のジェット機なので、そんなことも可能となるのだろうが、昔、沖縄から大阪へ向かう機内で機長の挨拶にびっくりしたことがあった。「今日はジェット気流の影響が強く、時速300キロ程度の追い風なのでかなり早く到着します」というものだったが、信じられない時間で着陸態勢になったので驚いた。
さて、オーストラリア旅行の旅程を考慮中だが、復路で成田に到着したら上述の「3007便」を利用したいと思っている。
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