この航空会社は他社と異なる発想があり、ファーストクラスの設定を行わず、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラスの他にビジネスクラスとファーストクラスの中間クラスのような「アッパークラス」を設定しており、他社便に比べると低価格で提供していたのでロンドン便で人気が高かった。
日本航空や全日空のファーストクラスでロンドンを往復すると正規料金で２５０万円以上となるし、ビジネスクラスの正規料金でも９０万円以上を覚悟しなければならないが、ヴァージン航空のアッパークラスなら５０万円を超えるぐらいだったので歓迎されていた。
また、様々なユニークなサービス発想もあり、その中の代表的なものに自宅と成田空港間の送迎があり、大阪からは設定されていないが、都内だったら利用が可能だったので喜ばれていた歴史がある。
大株主としてシンガポール航空の存在があったが、その後にデルタ航空に譲渡され、大西洋路線に集中するようなことが話題として浮上していた。
国際線の飛行機の料金は前にも書いたが様々な販売価格が設定されており、搭乗券に表示されるアルファベットによって幾らで販売されたのかがすぐに判明する事実もある。
昔は早割とか特割の存在がなかったが、ＬＣＣの登場によって既存の大手航空会社も価格破壊みたいな競争に陥り、利用する側にしたら歓迎したいが、安全第一だけは不変のテーマとして忘れないで欲しいもので、台湾で起きた事故にも安全につながる部分でトラブルが発生していたようなので気になっている。
ファーストクラスには様々なサービスが付帯している。ある航空会社では時差に関して搭乗したらすぐに就寝する乗客に対し、機内食を搭乗する前に専用ラウンジで提供するところもある。
また、マッサージを提供するのも当たり前のようになっているし、昨年にオープンした成田空港の日本航空ファーストラウンジでは、鉄板焼きコーナーも設置されたし靴磨きのサービスも提供されている。
昨年の６月にオーストラリア往復で日本航空の７７１便、７７２便を利用したが、その時に設定されていなかったファーストクラスが昨秋から登場、料金を調べたら一人往復で１４０万円となっていた。
ヴァージン航空の撤退やカタール航空の撤退予定のニュースの背景には、羽田空港に乗り入れるための条件が問題になっているようで、成田便を残さなければならないところがネックになっているという指摘が出ていた。
今日の写真はヴァージン航空のアッパークラスの座席を。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム｢成田と羽田の問題｣へのコメントを投稿してください。