東京の錦糸町にあるホテル「マリオット」に宿泊中、震度４の揺れでテレビの上の灰皿が飛んだ恐ろしい体験も忘れられない。
湯河原温泉で宿泊中に震度３の揺れに遭ったこともあるし、熱海の旅館で１分間に窓の障子がカタカタと音がする群発地震で寝られなかったこともあるし、箱根のホテルに宿泊中に震度４の揺れで深夜に飛び起き、次の日に道路のあちこちに落ちて来ていた石があるのを目にしたこともあった。
それだけあちこちに出掛けていたということになるが、現在あることが幸運であると実感している。
来月で２０年目となる阪神淡路大震災を体験したのは自宅だったが、社員旅行で有馬に宿泊していた友人達が大変な目に遭遇していた。
また、あの東日本大震災で私と深いご仏縁のある同業者が大変な被害に遭ったし、偶々北海道から福島を訪れていた同業者の社長も大変な苦労を強いられて北海道へ戻ったという出来事もあった。
弊社が所属している協会のメンバーが神戸にいるが、彼の会社が２千数百人の犠牲者を担当するために、全社員が会社に泊まり込んで想像を絶する悲しみを体験、その語り部としてメンバー達に講演をして貰ったことがあるが、受講した全員が涙を流していたことを記憶している。
彼の会社はその日を忘れないために全社員が供養する日にしており、未明に身を清めてから犠牲者を預かっていただいたお寺などを回って花を供えることを続けている。
県や市が主催する慰霊式も担当しており、１０年目の時は両陛下がご出席されることになり、私も前日のリハーサルに参加させて貰い、畏れ多くも天皇陛下の役をして入場した思い出は忘れられない。
どうか大きな地震が発生しないようにと手を合わす。
今日の写真は国道２５号線寺田町交差点から撮影した「あべのハルカス」を。
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