40年前のことだが、熊本県阿蘇付近から高森を経て高千穂に向かう途中に道を間違ってしまいと、予想もしなかった体験をしたことがあった。
地道の上りばかりでいつまで走っても頂上らしき所へ到達せず、狐につままれたみたいな心情になっていつかは下りがとばかり、意地になって只管走っていたら、「国見峠」という標識が目に入り、地図を確認してとんでもない道路を走行していたことを知った。
そこは所謂「林道」で、今でも九州一の「酷道」と称されているぐらいの国道265号線で、宮崎県の小林市へ続く道路であった。
県境を超えて宮崎県に入りしばらくすると「ひえつき節」で知られる「椎葉村」に出るが、走って来た道を戻る気持ちにならず、そのまま川に沿ってカーブの多い細い道を日向灘の方向へ走り続け、夜の8時前頃に日向市に入り、余りにも疲れたので看板が目に留まった旅館に飛び込みで宿泊することになった。
2階建てのこじんまりとした和風旅館だったが、大浴場に入った時の心地良さは今でも忘れられない体験となっている。
大浴場に行く前に、食事は何でも結構ですと頼んでおいたら、びっくりする内容の料理が出て来たので驚いたが、大きな鮎の塩焼きが出て来たところから、その寸法から判断すると秋の時期だったと思える。
前に紹介したことがあるが、ネットの中には「酷道」というファンの存在があり、全国に存在している考えられない道路を車や二輪車で走行し、その体験談を綴ったり撮影した写真を公開している世界があるが、上述した「国道265号線」と「国見峠」が紹介されているページもあって懐かしく思った。
昨年だっただろうか、NHKの「日本風土記」の番組で「椎葉村」を採り上げ、一部の森林を村の人達が焼いて畑に種を撒く耕作法を紹介していたが、あの番組のエンディング部分に流れて来る女性の声の歌の雰囲気が好きで、楽しみな番組の一つとなっている。
多くの方々の葬儀を担当して故人の思い出話を拝聴していた中に、お好きなテレビ番組について触れられることも少なくなく、印象に残っているのは「鬼平犯科帳」のエンディングに流れるギター曲のことが結構多かったことである。
「ジプシーキング―インスピレーション」というタイトル曲だが、高度な演奏テクニックが求められる旋律で、アレンジのレベルもかなり高い曲で、私も好みの音楽の一つとなっている。
今日の写真は「上椎葉ダム」を。日本で初めてのアーチ式ダムである。
地道の上りばかりでいつまで走っても頂上らしき所へ到達せず、狐につままれたみたいな心情になっていつかは下りがとばかり、意地になって只管走っていたら、「国見峠」という標識が目に入り、地図を確認してとんでもない道路を走行していたことを知った。
そこは所謂「林道」で、今でも九州一の「酷道」と称されているぐらいの国道265号線で、宮崎県の小林市へ続く道路であった。
県境を超えて宮崎県に入りしばらくすると「ひえつき節」で知られる「椎葉村」に出るが、走って来た道を戻る気持ちにならず、そのまま川に沿ってカーブの多い細い道を日向灘の方向へ走り続け、夜の8時前頃に日向市に入り、余りにも疲れたので看板が目に留まった旅館に飛び込みで宿泊することになった。
2階建てのこじんまりとした和風旅館だったが、大浴場に入った時の心地良さは今でも忘れられない体験となっている。
大浴場に行く前に、食事は何でも結構ですと頼んでおいたら、びっくりする内容の料理が出て来たので驚いたが、大きな鮎の塩焼きが出て来たところから、その寸法から判断すると秋の時期だったと思える。
前に紹介したことがあるが、ネットの中には「酷道」というファンの存在があり、全国に存在している考えられない道路を車や二輪車で走行し、その体験談を綴ったり撮影した写真を公開している世界があるが、上述した「国道265号線」と「国見峠」が紹介されているページもあって懐かしく思った。
昨年だっただろうか、NHKの「日本風土記」の番組で「椎葉村」を採り上げ、一部の森林を村の人達が焼いて畑に種を撒く耕作法を紹介していたが、あの番組のエンディング部分に流れて来る女性の声の歌の雰囲気が好きで、楽しみな番組の一つとなっている。
多くの方々の葬儀を担当して故人の思い出話を拝聴していた中に、お好きなテレビ番組について触れられることも少なくなく、印象に残っているのは「鬼平犯科帳」のエンディングに流れるギター曲のことが結構多かったことである。
「ジプシーキング―インスピレーション」というタイトル曲だが、高度な演奏テクニックが求められる旋律で、アレンジのレベルもかなり高い曲で、私も好みの音楽の一つとなっている。
今日の写真は「上椎葉ダム」を。日本で初めてのアーチ式ダムである。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「国道と酷道」へのコメントを投稿してください。