地球温暖化の影響からだろうか、自然の猛威が甚大な被害を及ぼす現実に無力な人間はもっと謙虚な姿勢で「畏怖」するべきと思うが、正座を忘れて胡坐を掻く人間社会に対して地球が何かを訴えているような気がしてならないこの頃である。
この大きなサイクロンの影響を受けて我が国へ寄港する予定だった世界的に知られるクルーズ客船「クイーン・エリザベス号」が横浜港と長崎港をキャンセルし、１８日に神戸港へ入り、１９日に韓国へ向けて出港する航路変更が発表されていた。
昨年だったと記憶するが、別の大型クルーズ客船が横浜港へ入港する際、存在する橋の問題から干潮の時間帯に入港し、また干潮時に出航していたが、物理的に満潮時には無理という事実があったことにびっくりしていた。
クルーズ船で優雅な旅をするというのは夢だが、何より高額な費用が半端じゃなく、２人で世界一周航路を上級ルームを利用すれば４０００万円というのもあり、そこそこの建売住宅が購入出来る金額で、そんな夢の一部を「かたい」として企画されたのが国内のクルーズ・トレインで、「ななつ星」のような列車がこれからも登場して人気が高まるだろう。
旅の目的地での滞在だけではなく、そこまでの往路、復路の交通機関を単なる移動手段と考えない発想が提案され、納得して賛同と歓迎した人達が利用しているようだが、鉄道会社の企画や列車の製造デザインなどに大きな変化が顕著な時代を迎えている。
上野と札幌を結ぶブルートレイン「北斗星」のラストランが話題となっていたが、「北斗星」の定期運転は終えたが、夏頃までの臨時列車としての活用が予定されており、本当の意味でのラストランは８月の中旬という報道もあったので、乗車体験を望んでおられる方があればＪＲの情報をチェックされるべきである。
世の中は何が起きるか分からないもの。昨日の日中に近鉄百貨店の上六店で大規模な停電が発生、店内で買い物をしていた人やレストランで食事をしていた人達が驚いて混乱し他ニュースがあった。
火山列島で地震の多い我が国で「免震」と「耐震」に関する建築が潮流となっているが、そんな中で「東洋ゴム」の免震に対する不備の隠蔽問題は深刻で、それこそ「大揺れ」という問題になっている。
免震装置を分析するデーターを改竄していたという情報も流れるが、人間の心の隙間にある「悪」の部分が表面化してしまった事態で、これも確信犯的なヒューマンエラーと言えるだろう。
韓国で行われる冬季オリンピックの設備に関する進捗状況で問題が浮上している。あのナッツリターン事件の当事者の父親が組織委員会のトップを務めているのも問題視されているようだが、オリンピックの開催は意外な部分で歪が生じる問題があることも事実で、長野オリンピックの時に積極的に設備投資をした多くのペンションや民宿がその後に疲弊した現実も起きていた。
開催のために整備されたインフラで恩恵を得たホテルの存在もあったが、一時的に賑わってもずっと続くものではないので、それこそ「お祭り」と言われる由縁であろう。
今日の写真は９万トン以上の大型クルーズ客船「クイーン・エリザベス号」を。
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