人がこの世に生を享けたら死亡率は１００％。誰もが何時かは亡くなる定めだが、この世を出立する時にこの世に心残りがないような人生を過ごしたいものである。
ラジオやテレビから音楽が流れている。飛行機に搭乗しても音楽が聴けるし、シートに設置されている画面で様々な映画からゲームまで選択、搭乗中の飛行機に関するナビまで確認出来るのだからこの分野の進化は著しい。
今年は美人女優として名高いイングリッド・バーグマンの生誕から１００年目を迎える。彼女の作品で知られるのはハンフリー・ボガードと共演した「カサブランカ」が代表作みたいに思われているが、映画評論家が語っていたことからすると本人は「ゲイリー・クーパー」と共演した「誰が為に鐘はなる」に対する思い入れが強かったそうで、原作者である「アーネスト・ヘミングウェイ」が彼女の演じた役柄であった「マリア」そのものだと驚嘆したことも有名な話である。
「ゲイリー・クーパー」が出て来たところで彼の代表作であった「真昼の決闘」の秘話に触れておこう。私は多くの映画音楽のレコードやＣＤを有しており、音楽は車で他府県へ出掛ける時には不可欠な必需品でもあった。
そんな中にアメリカ映画の「荒野の七人」など西部劇も多く、上述の映画の主題曲「ハイヌーン」も入っていた。
車の音響システムはいかにもアメリカ的な「ＪＢⅬ」だったので低音域を中心に知らない人がその音を耳にすると「何だ、これは？」と驚嘆するレベルだったのでご想像いただきたいが、車内という空間で聞く音楽とは自宅の音響機材とはまた別の世界が生まれることも事実である。
この映画のエンディングで保安官の象徴である胸のバッジを外し、足下に落として去って行くものだが、そのシナリオ演出に対して「ジョン・ウェイン」が激怒したという逸話も語り継がれている。
この映画で主人公の妻役を演じたのはモナコ王妃で惜しくも交通事故で亡くなられた「グレイス・ケリー」だったが、人生とは様々な波乱に満ちた予想外の出来事もあるものだ。
「グレイス・ケリー」は前述したように「王妃」と呼ばれることが多いが、夫君は大公であったところから正式には「公妃」だったそうだし、５２歳の時に遭遇した交通事故の原因は突然発症した脳梗塞と言われている。
結びに「イングリッド・バーグマン」の逸話を紹介するが、彼女はノーメイクという素顔なのにオーディションで選ばれたという話が語り継がれている。
今日の写真はモナコ市街の一枚を。「モナコ・グランプリ」や「モンテカルロ・ラリー」などモータースポーツでも知られているが、サッカーの「中田英寿氏」やテニスの「クルム・伊達公子さん」が在住されている。
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