臨時の「トワイライト・エクスプレス」が大阪から琵琶湖を1周して下関へ行く臨時観光列車として土曜日、日曜日の1泊2日で運転されていたが、札幌発上野行きの臨時寝台列車「北斗星」のニュースも報道されていた。
17日の夜7時50分頃、八雲と山越間を走行中に4号車の片側の扉が開いていることに車掌が気付き、扉の前に乗務員が立って「落部(おとしべ)駅」まで走行、停車して調査したのが落下した乗客がいないかという問題。その確認に3時間弱を要して運転を再開したが、上野駅へ到着が遅れただけではなく、ダイヤの変更を余儀なくされた多くの列車への影響を考えると大変な出来事だと言えるだろう。
問題の発生は原因の追及が何より重要、乗客の危険につながる問題なので徹底的に調査して欲しいものだが、これがヒューマンエラーならJR内部には大きな問題があることになる。
全国で様々な観光列車が登場して高い人気を集めているが、その背景で安全に関する歪や落とし穴がないことを願いたい。
若い女性の間で温泉が人気だそうだが、今日の毎日新聞朝刊の恒例の川柳コーナーに「美人の湯 美肌と変えたら客が増え」という秀逸な句があった。
「美人」と謳われていたら抵抗が生まれる危険性もあるが、「美肌」となれば誰にも抵抗がなくなるというキャッチコピーで、言葉一つで全くイメージが変化するという事例だろう。
また「東大に 入ったんです入院で」という面白いものもあった。きっと附属病院に入院された方が詠まれたと拝察するが、心の余裕がなければ思い付かないと考えられるので、深刻な病気ではなかったのだろうと想像する。
JRの駅の構内には様々なパンフレットが置かれている。誰かと待ち合わせしている時間に手にすることもあるが、びっくりする企画があるので何度か利用したことがある。
JR「おとなび」のパンフレット4月号にプレミアムと銘打って「レール&クルーズ」の企画があった。6月22日の出発だが、新大阪から「のぞみ」のグリーン車で小倉に行き、住吉神社や赤間神宮を参拝。小倉港から「日本丸」に乗船し、船中1泊で隠岐の島へ行き、観光してから再度乗船して船中泊。次の日の午後に金沢港に到着。「特急サンダーバード」で帰阪するコースだが、二人1室でベランダ付きのデラックスルームで一人「202000円」となっていた。
これを一人1室で利用すれば「323200円」と割高になるが、最近の旅行企画に一人参加も歓迎しているようになって来ている。
一方に「バーゲン」という企画もあった。「ぐるっと一周 まるごと南九州」が組まれ、2人で参加するなら一人「49800円」で、新大坂から「さくら」で新八代まで行き、宮崎県の青島温泉と鹿児島県の指宿温泉に宿泊する2泊3日の行程だが、有名な「西大山駅」や「知覧」へ立ち寄ることも企画され、「さくら」で博多乗り換え「のぞみ」で帰阪するものだった。
九州新幹線が開通した時、親戚の不幸があって「みずほ」と「さくら」のグリーン車で日帰りしたらそれだけで5万円を超えたが、帰阪して夕刊の広告を見たら、グリーン車往復で黒川温泉と雲仙での2泊3日で5万円の企画があって「どうなっているの?」と思ったこともあった。
今日の写真は「にっぽん丸」を。
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