夕食をしようとエレベーターに乗ったが、ロビー階が見当たらず、１階の下になる「Ｇ階」を押したらロビー階で正解だった。コンシェルジュにレストランはと確認すると１階と言われたので専用エレベーターで１階へ上がる。
前にも書いたが、オーストラリアでは日本の２階が１階だから勘違いをしてしまう。誰がこんなおかしなことを決めたのかと思うが、他国に来て文句を言っても始まらない。ただ言えることは、言葉が通じなかったら食事も出来ないと言うことで、それを乗り越えるパワーは度胸だけである。
日本の諺に「当たって砕けろ」というのがあるが、外国に来て玉砕したことはなく、何とか食事にありついたので有り難いと喜んでいる。
レストランの受付で「ディナー」と伝えたら分からない言葉が返って来る。理解出来たのは「ビュッフェ」だけ。そこで「ビュッフェ」と伝えて中に案内されてホッとした。
お酒類が一切飲めないので担当者がやって来ても断るしかない。そんな中に「コーヒーか紅茶か？」と聞かれて「紅茶」と答えたらややこしい言葉が次々に。理解出来たのは「アメリカン」だけ。そこでそう伝えたら紅茶の入ったボトルが持参され、ミルク、レモン、シュガーはなかったのでコーヒーのアメリカンと同じだと納得した。
ここもビュッフェの中に巻き寿司があった。日本人向けと思ったらそうではなく、オーストラリアの人達に人気があるという事実を知ってびっくりした。
夕食を終えてロビーフロアに行き、コンシェルジュに明後日の空港までのタクシーについて確認したら、日本航空の７７２便なら早朝の５時半にホテルを出るべきとアドバイスを受け、タクシーの予約をしておいた。
ルームサービスは午前６時からとなっており、朝食なしで空港に向かうが、空港のカンタスクラブのラウンジが午前６時から開いている筈で、チェックインを済ませたらそこで食事をと考えている。
散歩がてらにオペラハウスまで歩いた。コートもマフラーも不要という気候で有り難いが、暑い日本を出る時に冬用のブレザーを着用したままやって来た裏話も吐露しておこう。
オペラハウスは近付いて見るとかなり大きな建設物だ。明日に改めて見学する予定だが、ハーバーブリッジなどの夜景が映画の一シーンのように綺麗だった。
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