夕食を兼ねた会合だったので予約されていたホテル内にある和食の世界で有名な料理店に入ったが、ここでも案内してくれる仕種が普通じゃないので何かおかしな感じを抱く。
やがて全員が揃って乾杯から会食が始まったが、まず話題が集中したのがホテルスタッフのおかしな仕種。それぞれが違和感を抱いたようで、特に気になったのはスタッフ達が胸に掲げている名札を見せるような行動だった。
そこでそれぞれの疑問を集約して結論に達したのは、このホテル内で何かが行われているという想像で、俗に謂われる「＊＊週間」とか「＊＊月間」みたいなものだろうということだった。
会食が終わってからも気持ち悪いぐらいに愛想よく送って貰ってそれぞれの部屋へ戻ったが、テーブルの上に置かれた総支配人行きのアンケート用紙を見て＜やはり＞という思いをした。
「どのスタッフの笑顔がよかったですか？」「どのスタッフのサービス姿勢に好感が？」なんて２０項目ぐらいの質問が列記されている。すべてスタッフの個人名を書き込む形式となっている。そこで異様な感じを抱いていたところから、感想の部分に次のように書いておいた。
「会食時に２０名全員が異様な感じを抱いて話題になっていました。玄関で対応してくれたスタッフがフロントに案内してくれたところまではよいとして、不要ですと伝えたにも関わらず部屋まで案内したり部屋の設備まで細かく説明を受けたのは、よくホテルを利用する人達には歓迎されないことで、プライベートな域まで超える考え方も生まれます。折角の素晴らしいホテル空間が、総支配人さんの心ないアンケート調査企画により、この期間に利用した人達は残念に思うと考えます」
そんな厳しい指摘のことを書いたが、仲間の大半が同じようなことを書いたと知った。帰阪してから４日後に総支配人から手紙が届き、「ご指摘有り難うございました。早速取り止めましたことをご報告申し上げます」とあったので、我々の共有した体感が通じたという出来事だった。
さて、新年を迎えてからあまり出掛けなかったことから原稿を打ち込む機会が多く、この「各駅停車」のコラムも２０本分ぐらい出来上がっている。管理人さんが原稿を先に入力してから指定日を決めておいたら自動でその日に発信可能なようにシステムを構築くださったが、目が不自由で指の動きもおかしいところから誤字、脱字、誤変換がいっぱいあるかもしれず、発信前になるべく確認してからと考え、しばらくはその日毎に発信しようと思っている。
随分先になるが、ホテルや旅館のトラブルについて面白いケースを紹介する予定なのでお楽しみに。そうそう、過日のクイズに関して「１０００円は何処へ消えた？」というメールが数通届いたのも面白かった。
今日の写真は昨日の「独り言」に掲載した「ブリティッシュ・エアウェイズ」のジャンボ機だが、この「ＢＡ９便」のエンジン４発が停止してしまい、奇跡的に緊急着陸した顛末は、火山噴火の恐るべし事実を物語るものだった。ご興味があれば「独り言」のご笑覧を。
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