飛行機には信じられない問題が生じることもある。2008年の春にパースからシドニーへ向かっていたカンタス航空のジャンボ機が、3層になっている客席の窓ガラスの外側が外れ、アデレード空港に緊急着陸したアクシデントが起きていた。
飛行中に天井の一部が吹き飛んでオープンカーみたいな状態で緊急着陸した出来事もあったが、そんなハプニングだけは遭遇したくないものである。
昨日の号で機内食のことを書いたが、シドニーに到着すると国内線に乗り継いでパースまで5時間も搭乗するので、また機内食が出て来ることになる。外国の航空会社なので和食なんて物が提供されることはないだろうが、ちょっとは食べられる物があると期待したい。
パースからキャンベラまでの移動も3000キロ以上あるのだから国土が広大であることが分かる。パースからインドネシアのジャカルタに向かうよりキャンベラの方が遠いのだからびっくりする。
オーストラリアに人気の高いタスマニアという島があるが、面積を比較すると北海道が「78073平方キロ」、九州が「36749平方キロ」、台湾が「35801平方キロ」だが、タスマニアは「65268平方キロ」なので九州より大きいことが分かる。
因みに日本の本州は世界で7番目に大きい島だそうで「227970平方キロ」あるそうだが、アフリカのマダガスカル島は「587041平方キロ」なので驚かされた。
様々な情報を調べて行くと初めて目にした物があった。それは上下が逆になった世界地図で、オーストラリアが一番上に存在していた。
我々日本人の記憶にある世界地図は、太平洋があって日本列島からユーラシア大陸が表記されたものだが、考えてみればどこでも自国を中心に表した地図を描くのが普通で、<そうなのだ!>と改めて認識することになった。
それにしても天地が反対になった世界地図は面白いものだった。南極と北極が逆になっているので衝撃的だったが、現地で土産物品として販売されているそうなので入手出来れば孫達に見せてやりたいと思っている。
前にも書いたが、世界地図は地球儀で見ると表面的な地図と異なる現実が理解出来る。東や西に向かう飛行機が最短の距離を飛ぶ経路も見えて来る。昔、ヨーロッパへ飛ぶ飛行機が燃料補給のためにアラスカ経由の時代があった。4発エンジンのボーイング「707型機」が主流だった頃だが、今のように燃費が改善された大型機が登場するとは想像も出来なかった歴史がある。
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