毎年恒例になっているウイーンでの「ニューイヤー・コンサート」は有名である。世界各国へ中継されるところから、リハーサルを兼ねるように同じ内容で大晦日にも行われ、それを「シルベスター」と呼んでいる。
アンコールは3曲と決まっており、2曲目の「美しく青きドナウ」が演奏されると観客が拍手を行い、指揮者が演奏を中断して新年の挨拶を行い、初めからやり直すのもしきたりみたいになっているし、最後に「ラデッキー行進曲」が始まると指揮者が手拍子を要請するようになることが知られている。何度かその中継映像を観たことがあるが、一度は「生で」と思っていたがこれまで実現することは出来なかったので残念で、心残りの一つでもある。
この曲が初めて中国の上海で演奏された際の逸話が語り継がれている。オーケストラがこのワルツの曲の演奏を始めると、観衆の表情が一変し、所謂「乗る」という状態になった訳だが、時の政府が国民の心が開いてしまうことを恐れ、その曲をラジオでも流されることはなく、近年まで禁止されていたというのだから驚く話である。
オーストリアを流れるドナウ川や、ドイツを流れるライン川やネッカー川を目にしたことがあるが、ミュンヘンのビアホールで過ごした楽しいひとときが思い出される。
そのミュンヘンからパリまでエールフランスのビジネスクラスを利用したが、当時のサービスレベルの低さは最悪で、二度と利用したくない航空会社の印象として刻まれている。
前にも書いたが、ローデンブルグという街で宿泊したホテルの近くでワインを取り扱う店舗に入り、友人達への土産としてワインを20本注文して送って貰うように依頼したが、何年経っても届いておらず、「悪い奴はドイツだ」なんてオヤジギャグを発している。
一緒に行った友人は旅行会社のベテランで、さすがにきめ細かく手配をしてくれており、たった4人の行動で大型バスにガイド付きという区間もあって驚いたが、古城巡りでロマンチック街道を走行した時、道路標示に「ロマンチック街道」と書かれた看板を目にして興醒めしたことも憶えている。
今年の大晦日はBSでピアニストの「辻井伸行さん」のコンサートの収録を観ていた。ベルリンで行われたコンサートが素晴らしかったが、彼が「天才」と称される世界を改めて認識することになった。
観客の女性の「今日は特別な夜になりました」という感想や、「25歳でこんな音が響かせることが出来るなんて奇跡です」という言葉が物語るように、今後の活躍を期待したい。
また、これもBSの番組だが、私好みの「フォレスタ」が大人の歌を聴かせてくれたのも中々のもので、連弾のピアノ伴奏も味わい深いリズム感があった。
今日の写真はBS日テレで月曜日に放送されている大好きな番組である「フォレスタ」のメンバーの写真だが、放送では照明の美しさも見事なのでお勧めである。
アンコールは3曲と決まっており、2曲目の「美しく青きドナウ」が演奏されると観客が拍手を行い、指揮者が演奏を中断して新年の挨拶を行い、初めからやり直すのもしきたりみたいになっているし、最後に「ラデッキー行進曲」が始まると指揮者が手拍子を要請するようになることが知られている。何度かその中継映像を観たことがあるが、一度は「生で」と思っていたがこれまで実現することは出来なかったので残念で、心残りの一つでもある。
この曲が初めて中国の上海で演奏された際の逸話が語り継がれている。オーケストラがこのワルツの曲の演奏を始めると、観衆の表情が一変し、所謂「乗る」という状態になった訳だが、時の政府が国民の心が開いてしまうことを恐れ、その曲をラジオでも流されることはなく、近年まで禁止されていたというのだから驚く話である。
オーストリアを流れるドナウ川や、ドイツを流れるライン川やネッカー川を目にしたことがあるが、ミュンヘンのビアホールで過ごした楽しいひとときが思い出される。
そのミュンヘンからパリまでエールフランスのビジネスクラスを利用したが、当時のサービスレベルの低さは最悪で、二度と利用したくない航空会社の印象として刻まれている。
前にも書いたが、ローデンブルグという街で宿泊したホテルの近くでワインを取り扱う店舗に入り、友人達への土産としてワインを20本注文して送って貰うように依頼したが、何年経っても届いておらず、「悪い奴はドイツだ」なんてオヤジギャグを発している。
一緒に行った友人は旅行会社のベテランで、さすがにきめ細かく手配をしてくれており、たった4人の行動で大型バスにガイド付きという区間もあって驚いたが、古城巡りでロマンチック街道を走行した時、道路標示に「ロマンチック街道」と書かれた看板を目にして興醒めしたことも憶えている。
今年の大晦日はBSでピアニストの「辻井伸行さん」のコンサートの収録を観ていた。ベルリンで行われたコンサートが素晴らしかったが、彼が「天才」と称される世界を改めて認識することになった。
観客の女性の「今日は特別な夜になりました」という感想や、「25歳でこんな音が響かせることが出来るなんて奇跡です」という言葉が物語るように、今後の活躍を期待したい。
また、これもBSの番組だが、私好みの「フォレスタ」が大人の歌を聴かせてくれたのも中々のもので、連弾のピアノ伴奏も味わい深いリズム感があった。
今日の写真はBS日テレで月曜日に放送されている大好きな番組である「フォレスタ」のメンバーの写真だが、放送では照明の美しさも見事なのでお勧めである。
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