
その企画案内の背景に用いられていた写真は有名な「白鳥城」だが、この麓の湖にあるホテルで面白い体験があったので忘れられない。
娘とそのホテルにチェックインしたのだが、部屋に入ってみてびっくり。ツインルームとなっていたが、ベッドが並行に並んでいるものではなく、壁側に一列になっており、互いの枕同士が少しの間隔で離れているというものだった。
湖に隣接している立地だったので風光明媚な絶景が窓から見えたが、こんなタイプの部屋はこれまでに話も聞いたことがないほど面白かった。
同行していたのは大手旅行会社に勤務する友人夫妻だったが、夕食時にその話をすると部屋の確認にやって来て、「こんなの初めて」と驚いていた。
白鳥城は豪華絢爛な建築物で、よくもこんな贅を尽くしたものだと信じられないレベルだったが、そこに行く前に古城巡りをしていたので全く異質な世界だったことが印象に残っている。
そうそう、古城巡りで知られるロマンチック街道をバスで走行したが、道路にカタカナで「ロマンチック街道」という案内板が目に入って興醒めした出来事もあった。
この旅でローデンブルグのホテルに宿泊した際、土産として近くの酒屋に入ってワインを20本ほど購入したが、それから20数年経っても未だに届かないのでどこへ行ってしまったのだろうかと不思議に思っている。
ドイツでの最終日はミュンヘンに宿泊。話の種にと有名なビアホールに入ったが、そこでは同じテーブルに座った人達が他人の注文したおつまみでも遠慮なくいただくことが出来るのでびっくり。それも初めて体験する世界だった。
音楽の奏者達がそれぞれのテーブルにやって来てくれて演奏してくれるので楽しいひとときを過ごせたが、ビールジョッキの巨大さにびっくりしながら半分程残すことになった。
ミュンヘンからパリまではエールフランスを利用したが、今で言われるビジネスクラスは最悪だった。搭乗するとウェルカムドリンクを持って来てくれ、飛行時間が短いので離陸するとすぐに軽い目の食事を出してくれたが、その後で室乗務員はビジネスクラスのシート―に座って楽しそうに話している。そのキャビンの乗客は私だけだったからかもしれないが、これまでに利用した航空会社の中で最悪のレベルだったと書いておこう。
今日の写真はドイツの白鳥城を。
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