昨年の今日に出発したオーストラリア旅行。もう1年となるが、今の体調からすると絶対に無理で、昨年に前倒しでよくぞ行ったことだと思っている。
当時の体験を懐かしく思い出しながら、幾つか疑問に思っていたことを書いておこう。
最も驚いたのは現地の国内線の航空料金が高額だったことである。旅行会社から届いた内容を目にして衝撃を受けたのがシドニーからパース。パースからキャンベラまでの2人分の料金。それぞれ5時間と4時間の飛行時間だが、ビジネスクラスで80万円というのだから信じられなかった。
しかし、ネットでカンタス航空の料金を調べると確かにそんな金額が表記されており、想像もしなかった負担となるのでネットで情報を調べることにした。
それはまさに「裏技」というテクニックで、ある人物のブログに興味を抱いて試してみると、確かに面白い抜け道が存在していた。
航空券のサイトでフランス語のページを開け、そこからスペイン語のページに転換すると約半額で予約購入可能なことが判明し、やって来てくれた旅行会社の副社長にそのページを確認して貰って予約することになった。
これこそ信じられない話だが、約半額の40万円で国内線のビジネスクラスを利用することが実現したのである。
国際線のビジネスクラスと国内線のビジネスクラスでは機内のシート設定も異なっており、国内線は足下も随分と狭くなっていた。
シドニーからパースまでの575便は「2+3+2」の配列で、3席の中央のシートが背もたれだけで座る部分がテーブルになっていたのが不思議だったが、そんな設定の飛行機は初めて体験したのでびっくりであった。
パースからキャンベラまでの718便は「737-800型機」で、「2+2」の設定になっていたが、足下も通路もこれがビジネスクラス?という感じで狭いものだった。
成田からシドニー往復は日本航空771便と772便だったが、ビジネスクラスはシェルフラットタイプで「貝」のようなスタイルなので後方にシートを倒すにも気遣いが不要だったので楽だったが、ドクターストップからラウンジや機内で一切アルコールを飲めなかったので随分と損をしたような思いである。
それにしても飲みっ放しという人もいたのでびっくりした。次々とワインを注文したり、ビールや日本酒を到着する前まで飲み続けており、降機の時にふらついていた姿を目にして入国審査や税関で大丈夫なのかと心配したが、CAの立場から考えると飲む人と飲まない人への仕事量が随分と異なるのではと感じた機内だった。
伊丹からシドニーも、成田からシドニーも同じ料金なので不思議だったが、乗り継ぎ便という対応となっているみたいで初めは成田空港まで新幹線とJRの特急を考えていたので
得をした感じだった。
今日の写真は772便の機内で撮影したものを再掲。シェルフラットシートである。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「もう1年」へのコメントを投稿してください。