管理人さんが膨大な「独り言」のコラムをバックアップくださり、今日からディスカバリーモノローグとして10年前の同日分を掲載いただいている。恥ずかしい思いもあるが、生かされた証しとして管理人さんとのご仏縁に感謝申し上げて手を合わせている。
奇しくも10年前の今日は検査を受けて大変な病気が発覚した日で、「ひょっとして腹部動脈瘤かも」と言った私に対して先生は「そんなことはないだろう」とエコー検査を始めたら「何で分かったの?間違いないわ」と驚かれた会話の光景を憶えている。
あれから10年の月日が流れた。それから1年経ってから手術を受けたが、こうして「各駅停車」の発信を続けているのだからラッキーであり、病気と寿命が別だということを誰よりも実感しているところである。
さて、その年の12月に羽越線で「特急いなほ」が横転事故を起こして多くの死傷者が出た。原因は強風によるものと思われたが、それからJRは運転に関する規定を変更した歴史がある。
それまでは風速30メートルだったものを25メートルに変更したものだが、25メートルでも真横から受けたら高速運転中なら横転する危険性があると考えるのは臆病な性格である私だけだろうか。
大阪と北陸を結ぶ「特急サンダーバード」も湖西線で日本海から吹く風が比良山系から吹き降ろす強風の影響から運休することが多く、それを前提に米原から湖東を走る迂回コースも行われている。
その湖東を走るのが名古屋と北陸を結ぶ「特急しらさぎ」だが、どちらも強風から運休することが増えているそうだ。
JRの規定によるとその地点の風速計が25メートルを記録すると15分間の停車が義務付けられ、停車中に25メートルを観測すれば更に15分の観測が続けられることになるが、そのまま運休になることもあるので大変である。
大阪でもう一つの強風の影響で電車が止まるのが関西空港を結ぶ「特急はるか」と「関空快速」で、りんくうタウンと空港を結ぶ橋梁では年間にかなりの本数が運休しており、バス輸送に代行ということが行われている。
橋梁を共同使用している南海電鉄も同じで、「特急ラピート」や「空港急行」が止まることも少なくない。
湖西線は高架となっているところが多く、一方が山で一方が琵琶湖という環境から風の影響が受け易く、「比叡おろし」という昔から伝わる現象もあることから要注意である。
若かりし頃、まだ湖西線なんてない遠い昔の話だが、比叡山と比良山の間にサンケイバレーというスキー場があった。大阪の梅田から直通バスが運転されていたのでよく利用したが、現在は琵琶湖バレーと呼ばれて高速の大型ロープウェイが運転されているが、当時は山の麓からスキー場まではドームの中をベンチみたいな席に座って昇降するカーレーターシステムになっており、25分ぐらいを要するこの中での冷え込みが厳しかったことを鮮明に憶えているし、信州から比べると雪質が悪かったことは誰もが理解していたが、何より大阪から近いという立地に人気があった。
北陸新幹線が開業すると福井と金沢間に新しい特急列車「ダイナスター」が登場するし、金沢から能登半島方面を結ぶ「特急能登かがり火」も運転される。単なる特急列車ではなく観光列車的な色合いも含まれているそうだが、全国で観光列車が増えている。
秋から能登半島で運転が始まる新特急「花嫁のれん」が話題を呼んでいる。ニュースで耳にした時は「花嫁乗れん?」と思ったが、テレビのドラマのタイトルにあったことを思い出し、それがこの地の慣習から呼称されている言葉だと理解した。
今日の写真は再掲だが「花嫁のれん」を。「のれん」は「暖簾」である。
奇しくも10年前の今日は検査を受けて大変な病気が発覚した日で、「ひょっとして腹部動脈瘤かも」と言った私に対して先生は「そんなことはないだろう」とエコー検査を始めたら「何で分かったの?間違いないわ」と驚かれた会話の光景を憶えている。
あれから10年の月日が流れた。それから1年経ってから手術を受けたが、こうして「各駅停車」の発信を続けているのだからラッキーであり、病気と寿命が別だということを誰よりも実感しているところである。
さて、その年の12月に羽越線で「特急いなほ」が横転事故を起こして多くの死傷者が出た。原因は強風によるものと思われたが、それからJRは運転に関する規定を変更した歴史がある。
それまでは風速30メートルだったものを25メートルに変更したものだが、25メートルでも真横から受けたら高速運転中なら横転する危険性があると考えるのは臆病な性格である私だけだろうか。
大阪と北陸を結ぶ「特急サンダーバード」も湖西線で日本海から吹く風が比良山系から吹き降ろす強風の影響から運休することが多く、それを前提に米原から湖東を走る迂回コースも行われている。
その湖東を走るのが名古屋と北陸を結ぶ「特急しらさぎ」だが、どちらも強風から運休することが増えているそうだ。
JRの規定によるとその地点の風速計が25メートルを記録すると15分間の停車が義務付けられ、停車中に25メートルを観測すれば更に15分の観測が続けられることになるが、そのまま運休になることもあるので大変である。
大阪でもう一つの強風の影響で電車が止まるのが関西空港を結ぶ「特急はるか」と「関空快速」で、りんくうタウンと空港を結ぶ橋梁では年間にかなりの本数が運休しており、バス輸送に代行ということが行われている。
橋梁を共同使用している南海電鉄も同じで、「特急ラピート」や「空港急行」が止まることも少なくない。
湖西線は高架となっているところが多く、一方が山で一方が琵琶湖という環境から風の影響が受け易く、「比叡おろし」という昔から伝わる現象もあることから要注意である。
若かりし頃、まだ湖西線なんてない遠い昔の話だが、比叡山と比良山の間にサンケイバレーというスキー場があった。大阪の梅田から直通バスが運転されていたのでよく利用したが、現在は琵琶湖バレーと呼ばれて高速の大型ロープウェイが運転されているが、当時は山の麓からスキー場まではドームの中をベンチみたいな席に座って昇降するカーレーターシステムになっており、25分ぐらいを要するこの中での冷え込みが厳しかったことを鮮明に憶えているし、信州から比べると雪質が悪かったことは誰もが理解していたが、何より大阪から近いという立地に人気があった。
北陸新幹線が開業すると福井と金沢間に新しい特急列車「ダイナスター」が登場するし、金沢から能登半島方面を結ぶ「特急能登かがり火」も運転される。単なる特急列車ではなく観光列車的な色合いも含まれているそうだが、全国で観光列車が増えている。
秋から能登半島で運転が始まる新特急「花嫁のれん」が話題を呼んでいる。ニュースで耳にした時は「花嫁乗れん?」と思ったが、テレビのドラマのタイトルにあったことを思い出し、それがこの地の慣習から呼称されている言葉だと理解した。
今日の写真は再掲だが「花嫁のれん」を。「のれん」は「暖簾」である。
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