昨夜のBS放送の特集でドバイ空港が採り上げられていた。利用者数世界一だったロンドンヒースロー空港を抜いて第一位となったそうだ。
ハブ空港として脚光を浴び、今やアジアの玄関として存在していたシンガポールのチャンギ国際空港にも大きな影響を及ぼし、シンガポールが危機感を募らせているような内容もあった。
ハブ空港という言葉が我が国でも話題になった時期があったが、成田、関西、中部空港は残念だが戦線から脱落したみたいだし、首都圏に近い羽田空港から国際線が飛ぶようになっても、韓国の仁川空港に及ばないようで、抜本的な発想転換が求められるように思える。
昨年に友人夫妻がヨーロッパ旅行に出掛け、エミレーツ航空を利用したそうだが、「食事が終わってしばらくすると布団を敷いて寝る準備をしてくれた」と驚いた体験話をしてくれ、ドバイ空港でトランジットした際の豪華な空港内の環境に驚嘆していた。
エミレーツ航空は飛行機を利用する多くの人達の憧れの対象ともなっており、オーストラリアのカンタス航空と提携したことから、シンガポール経由だった便がドバイ経由に変更され、ヨーロッパが近くなったと歓迎されている事実もあるようだ。
もうすぐW杯がブラジルで行われるが、これまで日本からブラジルへは北米経由が中心だったが、ドバイから南米方面へ向かっても2時間ほどしか変わらず、料金もドバイ経由の方が安くて利用される人が増えているとの解説もあった。
この数日「日本航空」の負の部分について書いて来たが、遅延しない航空会社として世界一にランクされていることは事実で、全日空や日本航空の機内サービスのスタッフの評価は高く、評判の悪いアメリカ系の航空会社とは雲泥の差があると指摘されているが、数日前にアメリカのジャーナリストが日本の家庭で幼い頃から育まれる「もてなし」の文化は特出していると評価しており、大いに誇りを抱いてもよい事実だと思っている。
もしもオーストラリア行きになればカンタス航空の国内線を利用しなければならないが、予定便がエミレーツ航空のコードシェア便になっていることも知った。
オーストラリアは日本の国土の22倍もあるそうで、シドニーからパースへの飛行時間でも5時間以上なのでびっくりする。
過日にLCCの「ピーチ航空」がパイロット不足から多くの便の欠航を発表していたが、今日は「バニラ・エア」が同じ事情で欠航予定を発表していた。旅行や出張で予約していた人達は困惑されているだろうと想像する。
我が夫婦は旅行に関して意見が異なる。私は列車や飛行機は単なる移動手段とは考えておらず、ゆったりとした旅を楽しみたい。例えばの話だが、東京へ向かう新幹線でも博多方面からやって来る列車を利用せず、新大阪始発の列車に決めている。なぜなら発車の10分前から停車しているからで、この10分も旅の重要なひとときと思っている。
博多発の「のぞみ」ならば、新大阪到着から発車まで2分しかない。まるで通勤で利用する感じがするからだが、先月に近鉄特急を利用した際、私は上本町始発を予約したかったが、鶴橋駅となってしまった。しかし、それは難波始発の伊勢志摩ライナーで上本町なら地下駅利用で通勤みたいな感じがするからだし、友人夫妻と一緒だったので、同じ特急料金で利用出来る4人用のサロンカーにしたからだった。
前から何度も書いているが、私は飛行機大嫌い人間である。そもそもあんな物が空を飛ぶこと事体が不思議と思っているし、狭いシートにいると恐怖感に襲われる性格でもある。そんなところから贅沢にファーストクラスやビジネスクラスを選択していることになるが、ゆったり空間は不思議と<大丈夫!>と感じさせてくれる世界がある。
10回行くなら1回にして「ゆったりと」と昔から考えており、「着いたら同じ」という妻と意見が食い違っているのである。
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