昨日のニュースでびっくりしたのは格安航空会社「ピーチ」が「ピンチ」になったという事実。5月の半ばから10月までの2088便を欠航させるというもので、その原因がパイロット不足という事情だった。
すでに予約していた人達には別便への変更や払い戻しがされるそうだが、旅行の予定を組んでいた人達には寝耳に水で、考えられないと驚かれている人もおられると想像する。
随分前のことだが、ある格安航空会社が就航記念に破格のチケットを売り出して抽選になったことがあった。成田空港から千歳空港まで150円という信じられないものだったが、搭乗した人達がラッキーと思って「機体」が動き出して「期待」していたら、滑走路手前の照明灯の一部にタイヤが当たってしまい安全上の問題から出発出来ずに元の搭乗口まで引き返したという出来事があった。
もちろん他社の便に振り替えられる筈はなく、利用者のクレームが殺到することになったそうだが、価格より安全をという声も出ていた。
LCCの場合、出発が遅れると到着してから次の空港での出発が遅れてしまうことになり、一機が欠航となれば代替機がないところから、多くの便に影響が出てしまうし、最終寄港地に戻る便が関西空港になっている場合、九州方面からの最終便が遅れて到着したら電車の最終が出た後なので、タクシーで大阪市内まで来るしか方法がなく、高額な費用となって後悔したという人物もあった。
ある旅行会社がアンケート調査を行ったら、団塊世代の65%の人がLCCに対して抵抗感を抱かれているみたいで、飛行機が単なる移動手段として考えていないとも分析されている。
それらは大手旅行会社が高額な旅行プランの専用窓口を設けたことからも考えられ、パンフレットに「ゆっくりした時間に出発」とか「ゆとりの旅」というような見出しが目立っている。
ネットの広告に「夫婦で温泉へ 150円」というのがあった。加盟するホテルや旅館に対して順番にそんな提供を強いる訳だが、前にも書いたようにそんな紹介ビジネスと提携しているような宿泊施設は絶対に利用したくないと考えている。
物事には最低限度の設定が重要で、何処かを泣かせるビジネスシステムは最悪のレベル。加盟しているホテルや旅館の対応に疑問を抱いてしまうが、中には勝手に表記されているところもあると知った。
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