そんな基地は大阪城と反対側の東側にあるが、走行している車内から東の方を見ると、大阪環状線ではない電車が目に入る。ＪＲの基地のすぐ東側にもう一つ基地があるみたいで、そこに見える電車は大阪市営の地下鉄の車両である。
昔、この辺りは軍に関係する施設があったことから、米軍の空襲を何度も受けた歴史もあるが、現在の京橋駅近くで空襲による多くの犠牲者が出たところから、毎年慰霊祭が行われていることでも知られている。
車内ポスターにノーベル賞を受賞された京都大学の山中伸弥教授の講演会の案内があった。それを見ながら真向かいに座っていた老夫婦が手帳を開けてスケジュールを確認されていたが、その日は重なっているようでお二人共残念という会話をされていた。
１時間４０分のスケジュールで、受講料は無料となっており１７００名受付と表記されていたが、きっともう満席となっていると想像する。
車内や駅の案内には秋の旅行企画がいっぱい紹介されている。中にはこんな金額で！とびっくりのものもあったが、同伴するＪＲの子供料金は一律２０００円だったのでしんじられなかった。
大阪環状線には女性専用車両が設けられているが、その実施路線の案内を見ると広範囲に行われていることを知った。
阪和線は和歌山まで。大和路線は奈良まで。福知山線は篠山口まで、片町線は木津まで。東海道線は野洲まで。山陽線は加古川まで。湖西線は近江今津までとなっていた。
女性の中には歓迎の声もあるが、反対という意見も少なくないよう。その考え方を聞いたら、女性専用車両の他の車両に乗車するのに余計なプレッシャーを感じるからだそう。
私は随分前から満員電車には乗らないことにしているし、少しでも混雑したら必ず杖を持つ手は壁側にして、反対の手は吊皮を持つようにしている。なぜならば冤罪事件に巻き込まれたくないからである。「被害者になるな」「加害者になるな」の哲学は、そんな行動の一面の背景ともなっている。
今日の写真は宮崎県「生駒高原」のコスモスの風景を。
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