四国内のあちこちを走る「アンパンマン列車」は有名だが、「キティちゃん」までＪＲに登場しているのだからびっくりである。
１２月１４日までの土曜日と休日に運転され、区間は串本と新宮間。約１時間の乗車となるが、海側を向いた座席設定が売りものになっている。
前席指定席で乗車券の他に座席指定券の購入が必要だが、指定券は大人で「５２０円」で子供「２６０円」と表記されていた。
「南紀勝浦温泉旅館組合おもてなし隊」が企画していることにウェルカムドリンクや車内販売の対応があり、特産品である「まぐろ缶詰梅煮」「オイル煮」「まぐろ缶詰ガツ醤油煮」「ガツ豆板醤」「色川茶」などが販売され、ハローキティのストラップの「みかん・パンダ・平安衣裳」があるそうだ。
また一部の列車内では「熊野比丘尼」が「熊野参詣曼荼羅絵解き」を解説してくれるそうで、世界遺産「熊野古道」に興味ある人達にはお勧めだろう。
それは古の熊野詣の手法や何故熊野に参詣したのかなどを教えてくれるもので、古代からこの地に伝わる風習が興味深いところである。
鉄道マニアの人達に喜ばれるのが「記念乗車証」の存在で、乗客全員にプレゼントされるそうだ。
この地の観光地として知られるのは奇岩「橋坑岩」・「那智の滝」・太地の「くじらの博物館」などだが、「那智の滝」は熊野那智大社の別宮「飛瀧神社」のご神体で、落差が１３３メートルもあるので有名である。
昔、旅行会社からの依頼で和歌山県のホテル、旅館のオーナーや女将さん向けの講演を担当したことがあるが、終わって会食が済んでから大浴場に入っていたら、受講されていた数人の方々と一緒になり、湯船の中でのぼせる位第２部？とやった思い出も忘れないが、会場となったホテルの総支配人との食事で「日本人は炊き立てのご飯が最高」と言ってしまったら、わざわざ釜を準備して対応してくれたので感激することになったし、その時に対応してくれた女性スタッフの仕種や言葉遣いが素晴らしく「私の会社で働かない？」と言ったら「当ホテルのナンバーワンのスタッフを口説かないでください」と笑われたことも憶えている。
今日の写真は「ハローキティ和歌山号」を。
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