妻が所用で九州へ行くことになり、「ジパング倶楽部」を利用しようと購入券の記載をしていたら、欄外にある案内文字にびっくりした。往路は適用されるが復路はGW期間なので対象外。そこで仕方なく飛行機にしたら、その方が安かったので驚いた。
「特割」という料金だったが、ネットで申し込みをしたら支払日が次の日までとなっており、危険性があると言われているクレジットカードを使わずコンビニ支払を選択した。
近くのコンビニに置かれている対応機で手続きをして現金で支払ったが、そのまま自宅に
戻ってメールを確認したら、決済がされたというような航空会社からの報告を受信していた。
これまでにも何度かそんな購入方法で行ったが、メールを登録して搭乗前日に「明日が搭乗日です」と知らせてくれるシステムもある。
JRの指定席を取るには利用日の一ヶ月前の午前10時から発売となるが、それよりも前から申し込んでおく裏ワザがあることも知られている。人気の高い列車は入手が難しいが、鉄道マニアと呼ばれる人達は様々なテクニックを講じてプラチナチケットの入手に向けて行動している。
東京から岐阜県の大垣まで走る夜間快速「ムーンライトながら」という列車がある。歴史は古く、定期列車として運転されていた時期もあったが、現在では短い期間の臨時列車として運転され、車両は東京と伊豆を結んでいた「特急 踊り子」が活用されている。
乗車券と指定券だけで利用されるところから若い人達向けの「青春18きっぷ」などで人気が高く、全車指定席なので指定席取得が難しい。
ここで勘違いをされてはいけないので触れておくが、前述した1ヵ月前の午前10時から発売というのはもう一つ条件が存在し、そこを間違ったら絶対に入手不可能ということになる。それは、始発駅を出発する日の一ヶ月前になっているので、深夜に出発して日付が変わってからの区間で利用される人は自分の乗車する日と誤解されたらいけないのである。
申し込んだ時には満席となっているのは当たり前、そんなことも考えたいものである。
数日前、そんな「ムーンライトながら」の指定席券を取得して、ネットのオークションで販売して検挙された人物が話題になっていた。罪状は野球場などで禁止されている所謂「ダフ屋」行為で、人気が高いのでかなりの利益を得ていたようだ。
この列車には逸話がある。大垣駅に到着後すぐに番線の異なるホームから接続列車が発車するところから、利用者が階段を走る事情があり、一般の利用者から危険という問題が指摘され、「駅構内は時速10キロ以内で」という掲示がされた時代もあったようだ。
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