それからすると「独り言」や過去に発信していたコラム「有為転変」、それに時折に更新する「会長のコラム」や「まぐまぐブログ」の原稿などを合計するとびっくりする文字数となると想像しているが、それだけ恥を晒し、これからも恥の上塗りが続くことになる訳で、この世に存在することが出来、何とか目が見え、指先が動く限り終わることがないようにしたいと強い思いを抱いている。
今日は、ちょっと話題を変えて過去の体験話を披露しよう。
管理人さんと深いご仏縁のあるご住職に、随分昔に食事をご一緒した際、ペットの話題になって印象に残っていることがある。
日課として檀家さんを訪問してご仏壇でご命日の供養を務められるのだが、お茶をいただいて世間話や悩み事の相談も多かったそうである。
そんな中、ある檀家さんを訪問したら、お婆ちゃんの膝の上に座っている猫のことが話題になり、「もう年なんでしょうかね。腰が抜けたみたいになって」と猫の最近の変化について話されたそうだ。
一般的に檀家さんの家に訪問するのは１ヵ月に１回で、過去に亡くなられた先々代夫婦、先代夫婦のご命日が４回となっていても、纏められて１回で進められることが多く、お婆ちゃんは「来月にお越しいただく時まで元気なように願っているのですが」と寂しそうな表情をされていたそうだ。
そこで心配になったご住職は、ご自分が様々な健康についての情報を学ばれていたので質問され、「餌は何を？」と聞かれたところ「ペットフードです」と答えられ、次のようなアドバイスをされることになった。
「お婆ちゃん、騙されたと思って食事を変えてご覧なさい。ペットフードを止めて『縮緬雑魚』や『出し雑魚』を与えてみなさい。改善する可能性があるかもしれませんよ」
それから１ヵ月後に訪問されたら、猫が元気になって歩けるようになっており、お婆ちゃんから大層感謝をされたと嬉しそうに語ってくださった。
猫は魚を焼く香りが漂うと騒がしく付き纏うような習性があるが、現在我が家にいる悪猫は全く興味を示さず、ただ只管ペットフードに傾倒しているのだが、病気が発見され、獣医指定の高価な餌を与えなければならないので扶養家族として負担がかなりのものになっている。
今日の写真は再掲だが我が家の悪猫を。
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