新聞の川柳に「大嫌い スポンサーまで大嫌い」というのがあったが、テレビのＣＭでもキャスティングに疑問を感じることが少なくない。
さて、旅行を計画するとネットの情報は有り難いが、最近の各検索サイトの仕掛けは気持ちが悪い。例えば調べたいホテルや旅館の名称を打ち込んで検索してから、全く別の情報を調べようとニュースサイトを開いてみると、過去に検索したホテルや旅館のＣＭボタンが登場するシステムに腹立たしい思い。こんな仕掛けにＣＭをするようなホテルや旅館は絶対に利用したくないと思っている。
想像するとクリック数で検索サイトの収益になるらしいが、こんな無駄な宣伝をするべきでないと伝えたい。
ネット社会になって口コミサイトも喧しくなっている。悪評を書き込まれたホテルや旅館が辛口で対抗する姿勢を書き込んでいるケースもあり、そんな両者のバトルが話題を呼んでいるが、ある旅館の反論に強烈な文章があった。
「低価格のお客様ほど文句を言われるようです。１万円で紹介サイトに２５％支払ったら７５００円です。これでお部屋と寝具を提供して大浴場などの施設のご利用と、夕食と朝食までと考えますと無理があります。ご不満を抱いておられるようですが、お客様が今回当旅館にご宿泊されたことが間違いだったかもしれません。次回はどうぞ他のホテルや旅館へどうぞ」
驚きの内容だが、こんな反論が結構多く、お客さんも様々だが宿泊施設も様々だということを改めて学んだ。
同じ旅館で高評価があるのに、反対に厳しい低評価があることも少なくない。それらの内容に目を通して判明することは担当の仲居さんによって大きく異なることが見えて来る。
「料理が冷えていて美味しくなかった」「決められ時間に来られなかったお客様の方に原因があります」
「部屋の天井の蛍光灯が裸で、どうしてケースを外しているのだろう？」「部屋を明るくするためにケースを外しているのです。こんなことを書き込まれるお客様は逆に『暗い』とクレームをされるようです。
こんなやりとりを読んでいると面白いが、各トラベル会社の口コミサイトへの書き込みは、そのサイトから宿泊を申し込んだ人達を対象としており、利用した日や名前が旅館側に把握されていることもあり、中には利用したお客さん本人のメールへ反論メールが届くこともあるそうだ。
宿泊施設の検索をすると、どこも「公式」という表記があり、紹介会社を通さずに直接予約をすれば特典があるケースが多いが、高額な紹介料を支払うシステムへの対抗策のようである。
今日の写真は来たる３月２０日から６月３０日まで運転される観光列車「天空の城 竹田城跡」号を。
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