今日の写真は過日に書いた大型高速フェリー「ナッチャン」で、かつて青森と函館を結んでいたものである。
1リットルの燃料で8メートルというのだから燃費が最悪で撤退してしまったが、登場当時は大きな話題を呼んでおり、一度は乗船してみたいと思っていたら運航が止まってしまった残念な思い出がある。
さて、歴代の天皇で女帝だった持統天皇の病気の平癒を願って建立されたのが薬師寺だが、私のような入院を繰り返して来た人間には「薬師三尊」に手を合わさなければならないだろう。
奈良県の薬師寺で知られるのは昭和42年に住職に就任された「高田好胤師」だが、「発菩提心 荘厳国土」を掲げられて写経による浄財集めの行動で、見事に金堂や西等などが落慶した。
私がかつて所属していた団体で「高田好胤師」にお願いをして講演をしていただいたことがあった。その時にのお話の中で印象に残っていることがあるので紹介を。
全国の多くの方々から写経を奉納いただいたことから、落慶法要に関して難しい問題があることが判明した。それは事故が発生しないように警備員を揃えることだが、その経費も甚大になるところから悩まれていた時、宗教を超越して同じ奈良県に立地する天理教の青年部の人達がボランティアで協力してくれることになった。
当日を迎えるにあたって、師は懸念する問題を秘められていたそうで、それは天理教の人達がユニフォームみたいに着ておられる「法被」のことで、さてどうするかと悩んでおられた。
そして、その当日のこと。天理教の青年団を乗せた多くのバスが薬師寺の駐車場へ到着したが、そこから降りて来た人達のユニフォームは全てが揃っており、それはまるでオリンピックの入場式を彷彿させるような服装だったと言う。
勝手な思い込みで誤解をしていたご自分のことが恥ずかしくなったとも語られていたが天理教の皆さんには正直にそんな思いを打ち明けて心から感謝をされたそうだった。
寺院建築で不可欠な存在であるのが「宮大工」だが、「法隆寺昭和大修理」で知られる「西岡常一棟梁」の功績は甚大で、薬師寺もその棟梁が担われていた。
法隆寺の場合には古い建物を解体するところから何とか進んだが、薬師寺の場合には絵巻のイメージしかなく、白鳳時代の建築物を細かく調べてご苦労されたそうである。
そんな棟梁の仕事に凄い事実が秘められているので驚いた。それは、薬師寺の東塔と西塔の高さのことで、昭和56年に完成した西塔は1メートル高くなっており、それは1000年の間に木の自重で沈むとという計算からである。
1リットルの燃料で8メートルというのだから燃費が最悪で撤退してしまったが、登場当時は大きな話題を呼んでおり、一度は乗船してみたいと思っていたら運航が止まってしまった残念な思い出がある。
さて、歴代の天皇で女帝だった持統天皇の病気の平癒を願って建立されたのが薬師寺だが、私のような入院を繰り返して来た人間には「薬師三尊」に手を合わさなければならないだろう。
奈良県の薬師寺で知られるのは昭和42年に住職に就任された「高田好胤師」だが、「発菩提心 荘厳国土」を掲げられて写経による浄財集めの行動で、見事に金堂や西等などが落慶した。
私がかつて所属していた団体で「高田好胤師」にお願いをして講演をしていただいたことがあった。その時にのお話の中で印象に残っていることがあるので紹介を。
全国の多くの方々から写経を奉納いただいたことから、落慶法要に関して難しい問題があることが判明した。それは事故が発生しないように警備員を揃えることだが、その経費も甚大になるところから悩まれていた時、宗教を超越して同じ奈良県に立地する天理教の青年部の人達がボランティアで協力してくれることになった。
当日を迎えるにあたって、師は懸念する問題を秘められていたそうで、それは天理教の人達がユニフォームみたいに着ておられる「法被」のことで、さてどうするかと悩んでおられた。
そして、その当日のこと。天理教の青年団を乗せた多くのバスが薬師寺の駐車場へ到着したが、そこから降りて来た人達のユニフォームは全てが揃っており、それはまるでオリンピックの入場式を彷彿させるような服装だったと言う。
勝手な思い込みで誤解をしていたご自分のことが恥ずかしくなったとも語られていたが天理教の皆さんには正直にそんな思いを打ち明けて心から感謝をされたそうだった。
寺院建築で不可欠な存在であるのが「宮大工」だが、「法隆寺昭和大修理」で知られる「西岡常一棟梁」の功績は甚大で、薬師寺もその棟梁が担われていた。
法隆寺の場合には古い建物を解体するところから何とか進んだが、薬師寺の場合には絵巻のイメージしかなく、白鳳時代の建築物を細かく調べてご苦労されたそうである。
そんな棟梁の仕事に凄い事実が秘められているので驚いた。それは、薬師寺の東塔と西塔の高さのことで、昭和56年に完成した西塔は1メートル高くなっており、それは1000年の間に木の自重で沈むとという計算からである。
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