昔から飛行機派嫌いだったが、時間的物理的事情から仕方ななく利用したことも少なくなく、着陸した空港を思い出すと次のようになる。
鹿児島、宮崎、熊本、大分、大村、長崎、福岡、米子、松山、高知、伊丹、名古屋、成田、羽田、仙台、秋田、三沢。青森、函館、千歳とあるので全国的に行動していたことが分かるが、JRから表彰して貰いたいほど列車を利用していた事実もあるので、JRにマイレージはないのかといつも思っていた。
最も疲れたのは1週間で新幹線を5000キロも利用したこと。その内の3日間が「のぞみ」の最終で、次の早朝に「のぞみ」に乗車したこともあるので<何でこんなことをやっているのだろう?>と自身が選択した道を体力的に考え直さなければと反省したこともあった。
20年ほど前のことだが、深夜に就寝する前、気が付けば午前2時を回っている。次の日は福岡での講演があり「のぞみ」に乗らなければならず、早く寝なければと軽い睡眠導入剤を横着してコップ半分ぐらいのビールで服用した。
目覚ましに気付いて起床したが、廊下を歩くと右側へ倒れてしまう。これはおかしいと布団に戻って座ってみると、そのまま横に倒れてしまう。これは普通じゃないと思いながらちょっと横になることにした。
15分程の時間で平常に戻ったが、頭の中で異変があったことは事実。「のぞみ」で到着した博多駅に向かえ来てくれていた人物に朝に起きた異常を伝え、講演中におかしくなったら救急車を呼んで、そのことを伝えて欲しいと言うと、「そんな恐ろしいことを言わないでください」と返された。
幸いに問題なく講演が終わり、帰阪した次の朝に医院へ行き前日の出来事を伝えると、「そんなことをしたら死ぬ危険性があるよ。いくら軽い導入剤でもビールで服用するなんて自殺行為に等しい。二度としないように」と厳命された。
それからそんな横着なことはしていないが、それで人生が終わるかもしれなかった危険性があったことになるから猛省している。
さて、テレビの旅番組を観ていたら島根県内を走る一畑電鉄を採り上げていた。その中に「しまねっこ号」という観光列車があり、車両もラッピングされているが車内に幾つかのマスコットキャラクターである「しまねっこ」の縫いぐるみが置かれており、座席で並んで記念撮影する旅行者もいた。
「しまねっこ」は島根県観光協会の2代目となるマスコットキャラクターで、初代は「みことくん」と「まがたまちゃん」だった。
「しまねっこ」は黄色い猫の頭の上に独特の神社の屋根がイメージされており、昨年のゆるキャラ大会でもベスト10に入ったそうだ。
数日前、皇室の女性と出雲大社の神職の方のご婚約が発表されていたが、その神職の方が過去に二つの問題について提起され話題になっていたこともある。ひとつは羽田空港の床にモチーフされたW杯の「がんばれ日本」に国旗があったこと。国旗を踏んで歩くことはおかしいという指摘でやがて是正されたそうだが、もうひとつがこの「しまねっこ」のことだった。
地元のある飲食店の入り口にあったマットに「しまねっこ」が描かれ、踏んで入ることに抵抗感を抱かれたそうで、もちろんこれも撤去されたそうである。
黄色は幸せを象徴する色だそうだが、幸せなご家庭を築かれることを願って手を合わす。
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