飛行機が着いたのはターミナルから随分と離れた駐機場。階段を降りてバスで移動することになったのだが、私の身体のことを心配してくれた客室乗務員の一人がバスまでボストンバッグを運んでくれたのだが、手で持つ部分が突然切れてしまって4点で支えられていたものが3点となってしまったのである。
乗ったバスの席も悪かった。後輪のタイヤの上で随分と高く上がらなければならないからで、ターミナルのビルに着いて最後に降りた。
入国手続きのところまで随分と移動。やっと着いて並んだら窓口担当者は若い女性で、丁寧な言葉で接してくれた。
ここから荷物を受け取る所までが随分と長い距離。到着したらすぐに回転が始まってしばらくすると自分の荷物が出て来たが、これを持って税関を通らなければならない。お酒もタバコも買っていないのでグリーンのラインを通ったが、二人一緒で飛行機の中で書いた申告書を見せたら問題なく通過出来た。
次に立ち寄ったのがJAL「エービーシー」の窓口。大勢の列が並んでいるのでゾッとしたら、それは宅配荷物の窓口で、「Wi-Fi」返却の窓口は誰もいなかった。
そこで支払う際に確認したのが「4時間」という問題。やはり積算時間だったということが判明した。お蔭で何本かの発信が出来なかった。
続いては国内線へのチェックインで、搭乗券はすでにシドニーで発券されていたので席の指定も決まっていたが、荷物を預けなければならないから並んだが、ここで窓口4つなのに50人以上が並んでいた。
成田空港の国際線から福岡、名古屋、大阪、札幌などの国内線に乗り換えるのは「3000便台」になっており、伊丹行きは3007便だったが、札幌行きの状況について流れたアナウンスにびっくりした。札幌の天候が悪く、最悪の場合は成田か羽田へ引き返すと案内されていたからだ。
大阪も雨という情報を聞いたが、搭乗口へ着いたらもう機内への案内が始まっていた。「3007便」は国際線の機材を使用しており、Jシートは世界一と認定されたビジネススイートだったが、窓側の席に座る人は通路から狭くなっているので太った人は難しいような感じだった。
その飛行機が動き出したのは定刻の6時半だったが、滑走路までは数珠つなぎ状態で、離陸したのは7時15分だった。途中で梅雨前線の影響で揺れたが、8時過ぎに伊丹に到着。荷物を受け取って「阿倍野橋」行きのリムジンバスに乗ったが、これがまた車内アナウンスで想定しなかったことが流れた。
「北浜付近で発生した事故の処理で渋滞があり、梅田で降りて御堂筋を走行します」と言ったからだが、千日前を通って谷町筋から天王寺に着くまで50分も要した。
物事は考えよう。飛行機が定刻で順調に飛んでいれば北浜での事故に遭遇していたかもしれないということ。そう考えれば腹も立たないのでプラス思考も大切だ。
今回の写真は日本航空の機内食の前菜だが、昨年にデルタ航空を利用した際に面白い体験をしたことを思い出した。それはアメリカ人の客室乗務員の女性が洋食を注文した私に対して「和食」を勧めたこと。「私の旦那さんは日本人です。日本を出発する時は和食に限ると旦那さんが言ってました」
そんなことから和食にしたが、ひょっとして予定していた数量の調整ではなかったのかとも思っていた。
今回の日本航空はそんな問題はなかったようで、我々2人が予定していた洋食を対応してくれた。メインディッシュは次の号で。今回は前菜だけなのでお許しを。
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