女性を伴うペアでの行程だったが、「上之郷駅」が登場したので懐かしく思った。ここはし現在の「志摩礒部駅」の前身で、現在の「志摩磯部駅」は「穴川駅」だったと記憶している。
志摩スペイン村がオープンした当時は最寄り駅になっていたが、現在は「鵜方駅」が最寄り駅になっている。
「上之郷駅」で下車した２人がまず訪れたのが神社「伊雑宮（いざわのみや）」で、「テレビカメラいいですか？」と確認したら、神社側から「前以て確認いただかなければ」と取材出来ない光景があった。
この神社は伊勢神宮にも関係する格式高い歴史があり、住吉大社、千葉県香取市にある香取神宮と並んで日本三大田植え祭りで知られており、私の姉が「早乙女」として参加したことを鮮明に憶えている。
御田植祭とは寺社や皇室の領田で行われる行事で、「伊雑宮」では古くから「御神田（おみた）」という呼称があり、古式に則る祭礼儀式が伝承されている。
「役人（やくびと）」という様々なキャスティングが行われるが、その中で女性の役は「早乙女」の６人だけ。４年、８年、１２年という風に地域の当番制が存在している。
神社のすぐ横に理容店があったことを憶えているが、その前の道路を鳥羽方面に向かうと「沓掛駅」があり、そのすぐ近くの山手で行幸に来られた昭和天皇の車列に日の丸の旗を振ったことを懐かしく思い出す。
上之郷駅が志摩磯部駅だった頃は急行停車駅だったし、宇治山田と鳥羽が新線でつながり志摩電鉄から近鉄志摩線となった当時は特急も停車していたが、スペイン村のオープンに合わせて変更になった経緯がある。
今日の写真はシドニーのオペラハウス。昨日のニュースにこの近くの海に１５メートルもある大きな亀のアートが浮かんでいる写真があったが、それを見ながら先月初めに撮影した１枚を取り出した。
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