テレビに漫画家の蛭子能和さんが出演されて人気の高い路線バスの旅の番組があるが、高速道路を走行しない路線バスで最長というのが奈良県の大和八木駅から五条を経て新宮までを結ぶ奈良交通の特急バスだが、100ヵ所以上の停留所があって地元の人達に足としても重要な存在となっている。
ずっと昔から赤字で助成金を受けていたらしいが、それでも成り立たなくなって廃止されるような話し合いが行われているニュースがあった。
数年前に紀伊半島に大被害が及んだ大雨があったが、道路の通行止めや観光客の激減が影響したみたいで、車を運転出来ない地元の人達には深刻な問題となっている。
新宮に出るまでに「十津川温泉」があり、このバスを利用して行ってみたいと思っていたが、道路事情が狭くてカーブが多いので懸念していたこともあった。
大和八木から新宮までは6時間以上も要するので、五条まで行ってそこから乗車する方がなんて考えていたが、廃止されるなら早く行かなければと焦ってしまう。
北海道に新十津川という地名があるが、この十津川から移住した人達から命名されたそうで、そんな関係のある方の葬儀を担当した際に学ぶことになった。
バスで忘れられない思い出がある。大手旅行会社に勤務していた友人夫妻とヨーロッパに
行った時のことだが、フランクフルトからあちこちを4泊してミュンヘンからパリへ飛ぶ行程だったが、大型バスなのに現地ガイドを含めて最高でも10人、少ない時は我々4人だけということもあった。
日本人に人気の高い古城巡りでロマンチック街道を走行した時、道端にあった道路標識に日本語で「ロマンチック街道」で表記されていたので興醒めしたことを憶えている。
国境を何度か通過することがあったが、日本のパスポートの有り難さが身に染みた。同行者の中に台湾から来ていた新婚旅行者がいたが、何処の国境でも手続きのために降車していたが、我々は車内から手を振っているだけで通過出来たからだ。
そんなパスポートに関して二つの話題を紹介しよう。一つは中国人の旅行者だが、同行していた幼い子供がお父さんのパスポートにいっぱい落書きをしてしまい、写真が誰か判明できないようになって大変なことになってニュースがあったし、もう一つは顔の整形で知られる韓国出の出来事。余りにも整形で別人みたいになってしまったので出国審査で引っ掛かったという出来事だった。
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