久し振りに風邪になった。どうしてタイミングが悪いのだろうかといつも思うのは土曜日午後の発病。日曜日を我慢するだけで悪化の一途。最も行動力が奪われしまう微熱が出るのだから始末が悪い。月曜日に点滴を受けたが3日間寝込んでしまった。
そんなとことで再開だが、知人が人生を翻弄された体験談を語っていた。彼は誰もが認める素晴らしい文化人で、これまでに読破した書物の多さは驚く程で、勤務していた会社でも中間管理職で貴重な存在だった。
そんな彼にある日突然衝撃的な社内規定が発表された。社内の公用語は英語オンリーとなったからだが、彼は祖父の戦争体験の話から英語に対するトラウマがあり、それが読書ということで日本文化の造詣に至った背景があった。
それから3ヵ月も経たない内に彼は辞表を出して退職してしまい。しばらく「鬱」状態になって外に出ることも出来なかったそうだ。
そんな生活が2か月ほど続き、家族が疲弊するような状況になっていた時、「捨てる神あれば拾う神あり」というような諺が当て嵌まる1本の電話があって急変することになった。
電話の主は勤務していた時代の得意先の社長で、彼の人物観を認めていたところから入社を要望され、それは「三顧の礼」という言葉のような時を経て、信じられない厚遇条件まで提案された。
「あなたが入社してくれるなら前の会社と取引を止め、別の会社と取引をするから」まで提案され、家族の勧めもあってやっと新しい道を進むことになった。
彼の「鬱」という症状は完全に消えており、見違えるように活発に仕事に勤しみ、社長が期待していた以上に能力を発揮、今では「人<財>」と称される存在になっている。
考えてみれば「英語」を公用語にしたことで素晴らしい社員を失ったことになる。英語が堪能な若い人達が認められる社風は想像以上に問題があったみたいで、それに抵抗感を抱く取引先も少なくないと言うことを知った。
「来る人拒まず、去る人追わず」という言葉もあるが、まさに世の中様々、人生色々というドラマを垣間見た思いである。
弊社の女性司会者は英会話が堪能だが、英会話が可能な男性スタッフが面白い出来事をやってくれたことがあった。お通夜の参列者の中に外国人のご夫婦らしきカップルがおられ、彼は「焼香の説明を英語で対応してきます」と行動してくれたのだが、会話を交わして戻って来た時に次のように言った。
「ロシアの人でした。英語で話し掛けたら『ロシア人です』と日本語で返されました」
今日の写真は大阪環状線「寺田町駅」で撮影した派手なラッピングの電車を。
そんなとことで再開だが、知人が人生を翻弄された体験談を語っていた。彼は誰もが認める素晴らしい文化人で、これまでに読破した書物の多さは驚く程で、勤務していた会社でも中間管理職で貴重な存在だった。
そんな彼にある日突然衝撃的な社内規定が発表された。社内の公用語は英語オンリーとなったからだが、彼は祖父の戦争体験の話から英語に対するトラウマがあり、それが読書ということで日本文化の造詣に至った背景があった。
それから3ヵ月も経たない内に彼は辞表を出して退職してしまい。しばらく「鬱」状態になって外に出ることも出来なかったそうだ。
そんな生活が2か月ほど続き、家族が疲弊するような状況になっていた時、「捨てる神あれば拾う神あり」というような諺が当て嵌まる1本の電話があって急変することになった。
電話の主は勤務していた時代の得意先の社長で、彼の人物観を認めていたところから入社を要望され、それは「三顧の礼」という言葉のような時を経て、信じられない厚遇条件まで提案された。
「あなたが入社してくれるなら前の会社と取引を止め、別の会社と取引をするから」まで提案され、家族の勧めもあってやっと新しい道を進むことになった。
彼の「鬱」という症状は完全に消えており、見違えるように活発に仕事に勤しみ、社長が期待していた以上に能力を発揮、今では「人<財>」と称される存在になっている。
考えてみれば「英語」を公用語にしたことで素晴らしい社員を失ったことになる。英語が堪能な若い人達が認められる社風は想像以上に問題があったみたいで、それに抵抗感を抱く取引先も少なくないと言うことを知った。
「来る人拒まず、去る人追わず」という言葉もあるが、まさに世の中様々、人生色々というドラマを垣間見た思いである。
弊社の女性司会者は英会話が堪能だが、英会話が可能な男性スタッフが面白い出来事をやってくれたことがあった。お通夜の参列者の中に外国人のご夫婦らしきカップルがおられ、彼は「焼香の説明を英語で対応してきます」と行動してくれたのだが、会話を交わして戻って来た時に次のように言った。
「ロシアの人でした。英語で話し掛けたら『ロシア人です』と日本語で返されました」
今日の写真は大阪環状線「寺田町駅」で撮影した派手なラッピングの電車を。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「こんな時期に」へのコメントを投稿してください。