前号で「特急ワイドビュー南紀」に触れたが、ワイドビューという冠が付いた特急列車は他にもある。「特急しなの」「特急ふじかわ」「特急ひだ」「特急伊那路」「特急踊り子」などもそうだが、運転席の後方が全面的に拡がっているので乗客に人気がある。
JRの特急列車でそんな仕掛けが!と驚いたものがあった。運転席の後方の透明ガラスが運転席に設置されたボタン一つでスモークが掛かって見えないようになるもので、これは踏切事故などの事故が起きる前に自動的に感知してスモークを掛けるという優れものだが、ぶつかる瞬間を見せないよりも見せて構えさせた方が負傷するパーセンテージが低いような気がする。
昨日のニュースで再来年から運転が開始される北海道新幹線のレール締結式が木古内で行われていた。新青森から新函館北斗駅までの149キロが繋がった訳で、鹿児島中央駅まで全線が思っていたらそうではなく、東北新幹線と東海道新幹線はつながっておらず、正式には日本列島が新幹線でつながったとは言えない訳である。
鉄道の歴史も振り返ってみれば随分と遠回りしたこともあるようで、日本で鉄道が誕生しようとした時、外国人の指導者が日本の国土の様子から「広軌」は必要なく「狭軌」を選択してしまった名残が現在の在来線に影響しており、国鉄は新幹線が誕生することになって「広軌」を採用したのである。
関西の五大私鉄で「狭軌」を採用しているのは南海と近鉄R南大阪線だけ。他は全て「広軌」だが、近鉄の大阪線も大阪と伊勢を結ぶ路線は「広軌」だったが、途中の伊勢中川駅と名古屋の間は「狭軌」だった。そんなところから近鉄で名古屋に向かうと伊勢中川駅で乗り換えを強いられていたが、あの伊勢湾台風で甚大な被害を被った近鉄は、当時のトップであった佐伯社長の発想から復旧時に「広軌」に変更する断が下された。
お蔭で直通の名阪特急が運転されるようになったが、新幹線なら52分、近鉄特急なら2時間という現実は大変で、私のように鶴橋駅が近くて新大阪駅が遠い場合には近鉄を利用するが、急ぐ時は新大阪まで行って新幹線を利用することになる。
近鉄特急の話題で面白いのは阪神電車と乗り入れが行われているところから、神戸の三ノ宮駅から伊勢に向かう団体戦用貸切特急が運転されているし、人気の高い「しまかぜ」が京都と伊勢を結ぶ路線でも運転されると発表されていた。
今日の写真は「特急ワイドビュー南紀」を。
JRの特急列車でそんな仕掛けが!と驚いたものがあった。運転席の後方の透明ガラスが運転席に設置されたボタン一つでスモークが掛かって見えないようになるもので、これは踏切事故などの事故が起きる前に自動的に感知してスモークを掛けるという優れものだが、ぶつかる瞬間を見せないよりも見せて構えさせた方が負傷するパーセンテージが低いような気がする。
昨日のニュースで再来年から運転が開始される北海道新幹線のレール締結式が木古内で行われていた。新青森から新函館北斗駅までの149キロが繋がった訳で、鹿児島中央駅まで全線が思っていたらそうではなく、東北新幹線と東海道新幹線はつながっておらず、正式には日本列島が新幹線でつながったとは言えない訳である。
鉄道の歴史も振り返ってみれば随分と遠回りしたこともあるようで、日本で鉄道が誕生しようとした時、外国人の指導者が日本の国土の様子から「広軌」は必要なく「狭軌」を選択してしまった名残が現在の在来線に影響しており、国鉄は新幹線が誕生することになって「広軌」を採用したのである。
関西の五大私鉄で「狭軌」を採用しているのは南海と近鉄R南大阪線だけ。他は全て「広軌」だが、近鉄の大阪線も大阪と伊勢を結ぶ路線は「広軌」だったが、途中の伊勢中川駅と名古屋の間は「狭軌」だった。そんなところから近鉄で名古屋に向かうと伊勢中川駅で乗り換えを強いられていたが、あの伊勢湾台風で甚大な被害を被った近鉄は、当時のトップであった佐伯社長の発想から復旧時に「広軌」に変更する断が下された。
お蔭で直通の名阪特急が運転されるようになったが、新幹線なら52分、近鉄特急なら2時間という現実は大変で、私のように鶴橋駅が近くて新大阪駅が遠い場合には近鉄を利用するが、急ぐ時は新大阪まで行って新幹線を利用することになる。
近鉄特急の話題で面白いのは阪神電車と乗り入れが行われているところから、神戸の三ノ宮駅から伊勢に向かう団体戦用貸切特急が運転されているし、人気の高い「しまかぜ」が京都と伊勢を結ぶ路線でも運転されると発表されていた。
今日の写真は「特急ワイドビュー南紀」を。
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