年末年始にスキー旅行を考えている人達が少なくないと思うが、例年に比べて雪不足という問題はないが、大雪で孤立してしまった集落や雪下ろしの出来ない高齢者の方々には大変だと想像する。
ＪＲのニュースを読んでいたら知らなかったことがあった。寝台列車で人気の高い「北斗星」の廃止の背景に、青函トンネル内の電圧という問題があり、新幹線の試験運転に伴って電気機関車を導入しなければならない事情があり、現在のＪＲ北海道の状態では難しいことがあるようだ。
単なる移動手段から乗車することを目的とする旅を求める人達が増え、それらは大型客船のクルーズや「ななつ星」の人気に顕著だが、ＪＲ西日本や東日本が建造中の豪華観光列車も再来年に登場するようだ。
ＪＲ東日本の予定している列車は「ななつ星」の発想を超えるもので、最上クラスのルームは１車両全てを使用し、ホテル並みのバスタブまで完備されている情報もあるが、クルーズ・トレイン「四季島」と命名されているという。
単なる移動手段ではないという考え方は高速バスにも影響しているようで、定員１０数名というファーストクラス設定を売り物にしている路線も登場し、静かなブームを呼んでいる。
車内用タブレットの貸し出しがある路線もあるし、長時間乗車でも退屈させないような企画もされているが、東京のディズニーランドや大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンを目的とする人達には歓迎されていると書かれていた。
早朝に目的地に到着するのだから宿泊代が１泊分助かることになるが、昨日のニュースの中に成田空港内にオープンしているカプセルホテルに対して賛否両論が出ている記事があった。
長い搭乗時間から解放されて足を伸ばせて寝ることが出来ることは素晴らしいという歓迎
の意見に対し、料金は安くても人としての尊厳を損なっているという厳しい意見もあったが、それこそ利用する人それぞれに思うことが異なるもので、過去に池袋で１回だけ体験した私にとっては緊急時の助け舟になったとは思っている。
もう２０年ぐらい前のことだが、１０数人で会食していたらいつの間にか日付が変わっており、ホテルを予約していなかったところから大変なことになった。その日は何かの学会が東京で開催されており、どこのホテルも満室状態。池袋在住の人物に紹介されたのがカプセルホテルで、当時は２５００円だったと記憶している。
数日前、女優の若尾文子さんのご主人だった世界的な建築家だった「黒川紀章さん」の事務所が民事再生法というニュースにびっくりしたが、遠い昔にカプセルホテルの発想をしたのが黒川氏で、思い出しながら手を合わた。
今日の写真は成田空港内にあるカプセルホテル「９アワーズ」で、２４時間営業で年中無休だそうだ。
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