エコノミークラスのチケットを予約しておき、そんなシステムに参加して正規料金よりはるかに安くビジネスクラスを入手出来る訳だが、空席がなければ実施されないのだから考えものかもしれない。
国内線の全日空プレミアムクラスや日本航空のファーストクラスを利用する際にもテクニックがある。早割で普通席のチケットを安く入手しておき、搭乗する際のチェックインで空席があれば追加金を支払って利用する方法だが、早割の予約時のプレミアム席の料金よりかなり安く利用出来ることになり、これまでに何度か利用したことがあるのでお勧めである。
前にも書いたが、日本航空が採り入れた「Ｊクラス」席は完全に失敗で、現在のファーストクラスが人気のように全日空のプレミアムクラスより高いグレードを謳うべきだったと指摘されている。
さて、全日空はスターアライアンスに加盟しており、日本航空はワンワールドに加盟している。それぞれに多くの航空会社がグループを形成しており、他にもスカイチームというグループもあるが、マイレージの共有によるステータスメンバーの設定などを設け、各空港のラウンジの利用が出来る特典があったり、優先的にアップグレードされることもあるのでマイレージを貯めている人達には重要な存在となっている。
これらの関係は同グループならマイルに換算することも可能になるが、乗り継ぐ際にはちょっとした問題があることも理解しておかなければならず、それらは乗り継ぎに関する所要時間にも大いに関係するので考えておく必要がある。
例えばの話だが、大阪から成田で国際線に乗り継ぐとすれば、伊丹空港の国際線乗り継ぎカウンターで目的地までの搭乗券が発券されるが、同じグループなら成田で荷物を受け取る必要もなく、一度預けた荷物は入国手続きをする空港まで運んでくれることになっている。
日本航空とカンタス航空はどちらもワンワールドグループなのでそんな面でも楽だし、帰国する際にシドニー空港のカンタス航空のラウンジが利用出来る特典もある。
オーストラリアの国内線のビジネスクラスの料金は信じられないほど高く、国際線ビジネスの方が安いのでびっくりだが、ＬＣＣとの競争もある筈なのにどうして？と疑問を抱いている。
写真は伊丹から成田へ飛ぶ「７３７－８００型機」のシートマップだが、窓のない席があったり、リクライニングしない席もあるが、Ｊクラスシートが２+３になっているのが面白く、重量的に問題ないのだろうかと思ってしまう。過日にＥチケットを掲載したが、指定された席は「２ＪＫ」となっている。
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