「ワシントン市内には日本車を多く目にするが、東京でアメリカ車を見ることは稀である。それらが我が国の経済を顕著に物語っている」と言うような内容だったが、アメリカドルのレートがどんどんアップし、ダウンしつつあるユーロとの差が想像もしなかった程接近している。
中国が中心となって進めている国際的な金融組織にアメリカと日本が参加しないというので注目されているが、何やらややこしくなって来ているようだ。
政治に駆け引きが重要だが、おかしなことにおかしいと言えない組織団体は崩壊するのが世の常。そんな道を辿ってしまったスカイマークも全日空の援助が決まったみたいが、１ヵ月程前に社名を変更するような話題が流れていたのが気に掛かる。
事務的な書類の変更から機体や空港カウンターの塗装まで考慮すると莫大な費用が必要だが、再生を目指している企業とは思えない発想である。
組織のトップはプロデュース力が何より大切。特に政治の世界では最優先となるキーワードと言われるが、我が国のトップは下手だと指摘されるようなことが目立つ。
我が大阪も来月の住民投票に向かって「都構想」問題が喧しい。地域振興会の組織の大半が反対の姿勢を表明していたが、その背景には助成金の撤廃があったみたい、ニュースの解説によると橋下市長もその影響イメージを考えて、少し変更するような姿勢が報じられていた。
安倍総理と橋下市長は似た者同士という感じがする。なえならプロデュースにあってキャスティングミスが余りも多いからで、一方は大臣の辞職が続いた事実があるし、大阪では公募した区長、校長、教育委員会のトップなどの辞任が出ている。
既成事実を改善を目的に変更を進めるのは悪いおとではないが、誰もが納得す説得力が不可欠で、立場という権力だけで唐突に進めると賛同と歓迎が得られないのは当たり前である。
過日の地方議員の選挙では、我が大阪は「維新の会」が強かったが、それが果たして「都構想」の追い風になるのだろうか。最も心配していることは現実に「都」になって「失敗でした」とならないことで、多くの市民の声に「橋下市長が国家議員へ鞍替えするのでは？」という風評で、最新の月刊誌にびっくりするような批判記事が掲載され、それらが深部の中で雑誌社の広告として「見出し」が目立っていたのが気になっている。
互いの違反の舌戦は仕方がないと理解するが、市民や国民を欺くことだけはするべきでない。責任を取ってただ辞任するだけで済まないことだと考えて欲しい。
今日の写真は「瀞八丁」を航行するジェット船の中で撮影した１枚を。
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