それは、九州へ行く予定で走行途中の出来事だったが、深いご仏縁に結ばれる人達が門司で集まっていることを知った。
門司インターから門司港までは予想以上にややこしい道で、変な所へ行ってしまって迷っていたら、また電話があって誘導してくれたので助かった。
その時に皆で宿泊したのがこの「門司港ホテル」だが、高倉健さん主演の映画「あなたへ」の終章場面でも登場していた。
文化財となっている門司港駅にも見学に行ったが、この地域は「レトロ」という言葉がキーワードみたいで様々なところで企画を打ち出していたのを憶えている。
レトロと言えば大分県の豊後高田市にユニークな街が存在している。町興しを目的に企画されたみたいだが、「三丁目の夕日」みたいなイメージの街があってボンネットバスが運行されている。
それぞれの商店がノスタルジックなものを提案されているそうなので興味を抱いているが、私が体験したいのは小学生時代の給食の再現。あのコッペパンが懐かしいからである。
どこかでそんな体験が出来ると紹介されていたのを憶えているが、それがどこか分からないのでこの豊後高田に行けばひょっとしてと期待している訳である。
何度も書くように、人間には「行きたい」「見たい」「会いたい」「食べたい」などの「たい」という欲望が失せたらさようならである。生ある内に、動ける内に、ただ心残りがないように願って様々な「たい」を次々に創造することも長生きには重要な気がしてならないこの頃だ。
温泉でも冷泉があれば激熱の湯もあるし、鉄分を含んだ茶色の湯もあれば乳白色の湯もある。時間によって色が変化する不思議な温泉もあるが、まだまだ行ってみたいところがあるのは幸せと言えるかもしれない。
ジパング倶楽部を更新したら、秋は何処かの温泉に出掛けたいと思っている。
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