JTBの情報誌「旅物語」には「国内版」「海外版」「プレミアム」の3冊が中心となっているが、我々のように大阪に在住する場合は「関西発」という企画になっている。
ページを開くとユニークな企画があった。「飛鳥Ⅱで航(い)くプレミアムクルーズ」で、加山雄三さんが乗船される「若大将クルーズ4日間」となっていた。
これは新大阪から新幹線グリーン車で東京へ行き、国立博物館などを見学して都内のホテルに宿泊。次の日は明治神宮参拝、赤坂金龍で昼食、日本郵船歴史博物館を見学、17:00頃に横浜港を出航。船中で2泊。4日目の9:00頃に横浜港入港。横浜中華街で過ごして新横浜駅からグリーン車で帰阪する行程となっており、2名1室で27万円~42万円で、7月29日出発確定とあった。
行程では朝食は3回、昼食3回、昼弁1回、、夕食3回が含まれているが、次の特別企画が売りとなっている。
1 7月31日にスペシャルコンサートが行われる。
2 加山雄三名誉船長による船内放送・サイン入り乗船証明書発行・若大将シリーズ映画上映
3 光進丸でふるまわれているスペシャルメニューがダイニングに登場。
光進丸と言えば加山雄三さんの愛艇として知られ、もう何代も続いている筈だが、遠い昔、西宮のヨットハーバーにあったメンバー制の洒落たレストランがあり、知人の勧めでメンバーになっていたことがあった。
俳優の森繁久弥さんやヨットの世界で著名な堀江健一さんもメンバーだったし、光進丸が入港した際には見学に来ないかと案内をいただいたこともあるが、生憎仕事の関係で行けなかったことを記憶している。
このすぐ後にイギリスからやって来たアンティークなヨットを見学に行ったが、全てが木製でびっくりするほど内部が豪華だったのでびっくりしたし、那覇港まで行くけど一緒に行かないかと誘われ、過去に2600トンの船で沖縄に行った際に大変な目に遭ったことがあるところから即座にご遠慮ということになったが、それこそ初めで最後の体験が出来ただろうと想像している。
「飛鳥Ⅱ」の船体概要について次のような案内があった。
全長241メートル・全幅29.6メートル・総トン数50142トン・航海速力最高21ノット・横揺れ防止装置フィンスタビライザー・乗客数872名・乗組員数470名・客室数436室
船の話題から離れて飛行機のことだが、シンガポール航空のエアバス機がシンガポールから上海に向かって飛行中に悪天候に巻き込まれ、両翼のエンジンが停止してしまって4000メートルも降下してしまい、機関士がエンジンを再始動したらうまく行ったという出来事が報じられていたが、なぜそうなったかを徹底的に究明して欲しいものである。
また、リオデジャネイロからサンパウロに向かう離陸前、乗客がネジの緩んだ内窓の枠を外す映像が公開されて話題になっていた。打ち窓なので問題ないというのが航空会社の発表だったが、あって欲しくない事象である。
今日の写真は「飛鳥Ⅱ」を。
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