最近の飛行機のエンジンや操縦システムはコンピューターが主流で、飛行中に細かい情報を自動的に集約しており、着陸してからのチェックで少しでも異変が見つかれば対応されるようで、整備の「エンジニア」が部品を変えることだけになりつつあり、「チェンジニア」と呼ばれるような状況もあるようだ。
ヒューマンエラーさえなければ安全性が高いと言われる飛行機だが、行方不明になったマレーシア航空のような出来事もあるのでやはり怖いものである。
高度11000メートル上空を飛んでいる時にナビを見ると、外気温が「-50度以上」と出ているので驚くが、日本列島に並行するようなジェット気流によって追い風と向かい風による対地速度の数値の異なりは想像以上で、昨年に搭乗した際に見ていたら、復路の向かい風なら時速750キロだったが、往路の追い風では1000キロを超えていたのでびっくりだった。
さて、オーストラリアについて調べているが、入国管理にあって「薬」に関して厳しいようで、風邪薬などの市販薬なら開封しない新品のままが常識だそうだし、医師から処方された薬なら英語で書いた処方箋が必要という情報もあったので大変だ。
体験者の情報によるとそれぞれの薬に英語で何の薬かを明記しておくことが重要で、ネットで調べたら英語のスペルが記載されていたり翻訳も可能ということを知った。
我々夫婦は様々な薬を服用している。それを税関で見せたらその種類の多さに間違いなく驚かれるだろうが、過去の病気の歴史なども英文で明記しておくことも考えなければならないようだ。
また、日本航空を利用すればシドニーでカンタス航空の国内線に乗り換えなければならないが、アジア各地からの便は朝の到着で重なっており、入国手続きでかなり混雑する可能性が高く、果たして1時間35分の乗り換え時間で大丈夫なのかと心配もあるみたいだ。
そんな情報把握にネットの世界は便利である。体験者の失敗談などが参考になるし、入国カードの日本語版の詳しい解説もあった。
前述の「向かい風」と「追い風」がここでも影響する。東から西へ飛ぶのと西から東へ飛ぶのでは随分と所要時間が違う。シドニーから西に向かってパースに行くのに5時間近い搭乗となるので考えるだけで苦痛である。
妻は何度かオーストラリアに行っているが、私は初めてであり、恐らく最後の外国旅行となるだろう。目的は「見たい」という観光ではなく「会いたい」から「行きたい」のである。最も心配なのは食事のことだが、ホテルの朝食は選択出来るようなので大丈夫だろう。
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