どんな事情からか、我が家には旅のパンフレットがいっぱい届く。前号で紹介した「トワイライト・エクスプレス」の豪華な旅も結構だが、JTBの情報誌「旅物語」5月号を開けたら、「厳選の国内旅行」「旅物語プレミアム」と見出しのある企画があった。
その中で目に留まったのが「旅物語プレミアムはいつもより少しだけ贅沢な旅をご提案します。大切な方と過ごす貴重な時間、より一層思い出深く、より一層ご満足いただけるワンランク上の国内旅行をお楽しみください」というキャッチコピーだった。
旅物語プレミアムのお約束として次の5項目が並んでいた。
1 JTBお客様満足度アンケート80点以上の施設をご用意。
2 17:30頃までの到着、9:00以降出発のどちらかを確約。
3 郷土色あふれるお食事をご用意。
4 出発から到着まで添乗員が同行で安心。
5 電話によるご挨拶コールで事前にご旅行をサポート。
パンフの中に「そんなのあり?」というような紹介もあってびっくり。それは北海道の釧路湿原観光に関してだが、文化庁の許可がないと立ちい鋳ることができない湿原の聖域へガイドがご案内いたしますというもので、ガイドの写真入りで次のように案内されていた。
「特別許可をいただいた私達がご案内します。広大な釧路湿原国立公園の最深部にあり、聖域ともいわれるキラコタン岬は、文化庁の許可がなくては立ち入れない所であります。こもれびが美しい森を抜けると眼前にひらける釧路湿原、そこを横目に穏やかな登りをすぎると展望地、比類ない絶景をご覧いただけます。
NPO法人の協力ということらしいが、陸地なのに岬とあるので秘境なのだろう。そんなコースも入って往復飛行機で3泊4日の旅。料金は2人参加の場合一人「14万円から」というのだからトワイライトに比較すれば割安感がある。
こだわりの昼食をご用意というのもあり、「鮭親子丼」「贅沢ウニ丼」も入っている。宿泊先は「知床プリンスホテル風なみ季」「屈斜路プリンスホテル」「あかん湖鶴雅ウイングス又はあかん悠久の里鶴雅」で、往復関西空港と女満別空港となっていた。
あちこちに出掛ける時、ネットでホテルの情報を調べることが多いが、どこも「公式HP」と表記しており、直接予約すれば何かの特典がある場合もあるが、何度か直接電話予約を入れた体験があり「ネットのHPを見ながら電話をしています」と伝えても、そこで「有り難いことです」なんてイメージが返って来たことは一度もない。
もしもホテルの経営者なら、そんな電話対応のマニュアルや、当日に来館されたチェックイン時にも何か伝わる言葉が大切ではと思っている。
そんなところからすると大手の旅行会社から予約手配をして貰う方が良いということになるが、手数料が不要な直接予約を歓迎しながら館内500円割引券やワンドリンクサービスなんて寂しい感じがする。
今日の写真は釧路湿原で人気の高い「ノロッコ号」を。
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