様々な温泉地のホテルや旅館を利用したが、大規模な施設で意外な「区別」が「差別」みたいなイメージを生じさせ、不評となっていることがあるので考えたい。
「新館」「本館」「**館」などと増設され、棟によってグレード変更が設定されているところも多いのだが、大浴場が平等に利用出来る場合に「優越感」を抱く人や「惨めな思い」を抱く人が出てしまう事実が起きてしまう。
スリッパ、浴衣、腰帯、丹前などの色や柄で利用している「館」や「棟」を区分けしており、それらが混載する売店、ロビー、大浴場のマッサージコーナーなどでターゲットになる対象が微妙に変化する現実がある訳である。
サービスの世界では「私だけが別格のサービスを受けている」という体感は優越感となって代価の対象となるが、それを眺めている人達は強い抵抗感を覚えていることもあり、それらを問題なく平等に考えさせるシステムがクルーズ船や航空機のクラス制となっている。
スイートルームやファーストクラスの存在を利用者全員が理解しており、「料金が高額だものね」と納得している訳だが、クルーズ船には専用フロアが決められているケースもあるし、航空機のファーストクラスでも専用の手洗い設備が存在していることも事実である。
つまり、ホテルや旅館でそれぞれのクラス別の利用客が混在するスペースがあるから問題が表面化するのだが、首都圏にあるような大規模ホテルでは「**フロア」と銘打って高価格設定の部屋を用意されていたり、専用のチェックイン窓口やラウンジを儲けていることが多く、その大半がエレベーターキーを差し込まなければそのフロアに行けないし、各部屋へ向かう廊下にガラス扉が設けられ、そこでもルームキーを差し込まなければ開かないようにガードされているところもある。
友人夫妻と九州の知られる温泉地に出掛けた時のことであった。びっくりするような大規模な施設で、建物が4棟に分かれており、そこも浴衣の柄が全て変わっているところだった。
大浴場から先に出て行った友人がエステコーナーのスタッフに止められ、何かを買うようにと積極的にセールスが行われている。その時のセールストークに最悪の思いを抱くことになった。
「**館をご利用されるお客様ならご理解出来ると思います」なんて言われたからだが、夕食時に友人も怒りを覚えたと話していた。
旅館やホテルでの体験談を投稿したページに面白いものがあった。チェックアウトをしようとフロントに行ったら誰もおらず、デスクの上の呼び鈴を鳴らしても姿を見せず、いらいらしながら5分ほどしたら髪がバサバサで化粧もしていないジャージー姿の女性が眠そうな感じで登場したので驚いたそうだが、その女性が昨夜の夕食時に部屋へ挨拶に来てくれた女将だったと気付いて衝撃を受けたと書いていた。
前日は着物姿で満面の笑みを浮かべた表情で歓迎の挨拶をしてくれた彼女に、「さすがに旅館の女将らしい雰囲気が」と感じていたそうだが、一瞬にしてそのイメージが崩壊し、見たくなかったと結ばれていた。
今日の写真は熊本県グリーンランドにある「ホテルヴェルデ」を。忘れられない「偲ぶ会」そ司会をした体験もあるし、この真向かいにある文化ホールで行われた社葬や合同葬の際に何度も利用したことがあるし、結婚披露宴で2回行ったこともあり、携帯電話の充電器を忘れた思い出、頸部や腰痛を信じられないテクニックで完治してくださった整体師さんのこと、また、鼻出血から救急車で市民病院に搬送されて入院したこともあるホテルである。
「新館」「本館」「**館」などと増設され、棟によってグレード変更が設定されているところも多いのだが、大浴場が平等に利用出来る場合に「優越感」を抱く人や「惨めな思い」を抱く人が出てしまう事実が起きてしまう。
スリッパ、浴衣、腰帯、丹前などの色や柄で利用している「館」や「棟」を区分けしており、それらが混載する売店、ロビー、大浴場のマッサージコーナーなどでターゲットになる対象が微妙に変化する現実がある訳である。
サービスの世界では「私だけが別格のサービスを受けている」という体感は優越感となって代価の対象となるが、それを眺めている人達は強い抵抗感を覚えていることもあり、それらを問題なく平等に考えさせるシステムがクルーズ船や航空機のクラス制となっている。
スイートルームやファーストクラスの存在を利用者全員が理解しており、「料金が高額だものね」と納得している訳だが、クルーズ船には専用フロアが決められているケースもあるし、航空機のファーストクラスでも専用の手洗い設備が存在していることも事実である。
つまり、ホテルや旅館でそれぞれのクラス別の利用客が混在するスペースがあるから問題が表面化するのだが、首都圏にあるような大規模ホテルでは「**フロア」と銘打って高価格設定の部屋を用意されていたり、専用のチェックイン窓口やラウンジを儲けていることが多く、その大半がエレベーターキーを差し込まなければそのフロアに行けないし、各部屋へ向かう廊下にガラス扉が設けられ、そこでもルームキーを差し込まなければ開かないようにガードされているところもある。
友人夫妻と九州の知られる温泉地に出掛けた時のことであった。びっくりするような大規模な施設で、建物が4棟に分かれており、そこも浴衣の柄が全て変わっているところだった。
大浴場から先に出て行った友人がエステコーナーのスタッフに止められ、何かを買うようにと積極的にセールスが行われている。その時のセールストークに最悪の思いを抱くことになった。
「**館をご利用されるお客様ならご理解出来ると思います」なんて言われたからだが、夕食時に友人も怒りを覚えたと話していた。
旅館やホテルでの体験談を投稿したページに面白いものがあった。チェックアウトをしようとフロントに行ったら誰もおらず、デスクの上の呼び鈴を鳴らしても姿を見せず、いらいらしながら5分ほどしたら髪がバサバサで化粧もしていないジャージー姿の女性が眠そうな感じで登場したので驚いたそうだが、その女性が昨夜の夕食時に部屋へ挨拶に来てくれた女将だったと気付いて衝撃を受けたと書いていた。
前日は着物姿で満面の笑みを浮かべた表情で歓迎の挨拶をしてくれた彼女に、「さすがに旅館の女将らしい雰囲気が」と感じていたそうだが、一瞬にしてそのイメージが崩壊し、見たくなかったと結ばれていた。
今日の写真は熊本県グリーンランドにある「ホテルヴェルデ」を。忘れられない「偲ぶ会」そ司会をした体験もあるし、この真向かいにある文化ホールで行われた社葬や合同葬の際に何度も利用したことがあるし、結婚披露宴で2回行ったこともあり、携帯電話の充電器を忘れた思い出、頸部や腰痛を信じられないテクニックで完治してくださった整体師さんのこと、また、鼻出血から救急車で市民病院に搬送されて入院したこともあるホテルである。
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