前号の写真はカンタス航空718便だが、パースからキャンベラまで約4時間の飛行で、こんな塗装なので抵抗感を覚えている。
写真掲載にチャレンジしながら失敗していたら、管理人さんからの解説メールがあって進めてみたら何とか成功したようで、この紙面で感謝を申し上げ手を合わせよう。
さて、過日にEチケットを掲載したが、キャンベラからシドニー間は飛行機の利用をせず、エクスプローラーという鉄道の予約を入れた。
キャンベラはオーストラリアの首都で完全に都市計画の上に構築された人工的な地域だが、シドニーまで直線で約280キロ。車なら約3時間で移動出来るのに、列車ではのんびりと4時間以上を要するが、友人から勧められたのでそうすることにした。
情報を調べてみるとキャンベラ駅は首都にある駅とは思えないイメージ。日本のローカル駅みたいに郊外にぽつんと立地しているので信じられないが、シドニーまでの本数も1日に3本しか運転されておらず、この国は飛行機で移動する広大な地であることを再認識した。
ネットで様々な情報を調べておかなくてはならない。もしもパスポートを紛失したらどうするか。日本大使館や総領事館の電話番号も重要だし、クレジットカードを紛失したらすぐにカード会社に連絡をしなければならず、その電話番号もメモしておく必要がある。
緊急時の電話番号で初めて知ったことがあった。オーストラリアの緊急電話番号は「000」で、つながった時点で「警察」「消防」「救急」のどれかを伝えるそうだが、救急車の派遣は有料になっていた。
さて、世の中は様々。JR九州の「ななつ星」が話題を呼んでいるが、過日にドバイにある超高級ホテル「バージュアル・アラブ」が紹介されていた。202室全室がメゾネットタイプのスイートで、最上室のロイヤルスイートの広さは780㎡だった。
世界中に五つ星のホテルはいっぱいあるが、このホテルは七つ星を謳っている。各フロアに執事のサービスを提供してくれるバトラーの存在があるし、枕も12種類から選択可能だそうである。
ホテル業界に詳しい人物に教えて貰ったことがあるが、ドバイのホテルには1泊300万円以上のスイートがいっぱいあるとのこと。さすがに石油産出国のバブルでないと無理だろうが、世界には想像も出来ない裕福層の人達がいることも事実。
一方にそんな部屋で過ごす人もあれば、一方にホームレスの人達も存在する。W杯が開催されているブラジルの現実を伝える報道もあるが、自身の幸せが他人の不幸の上に成り立つことはいけないこと。他人を泣かせたり下請けを泣かせる経営者にはなりたくない。世の中は「恩送り」という好循環で回るようになれば誰もが幸せになれる。
オーストラリアの大陸は広大で、縦断で4泊5日、縦断で3泊4日という列車の旅もあるが、4000キロ、3000キロという距離に二の足を踏んだ。直行便でシドニーへ着き、入国手続きを済ませてすぐにカンタス航空の国内線でパースに乗り継ぐが、約5時間も要する事実にゾッとする。
時差はシドニーがプラス1時間。パースが-時間なので2時間あるということになる。もしも体調不良が生じたら大変だと、日本語対応の医療機関も調べておいたが、まだまだ入手しておかなければならないことが山積している。
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