東京から北陸方面へ行くには2ルートあり、ひとつは東海道新幹線で名古屋から北陸へ向かう在来線特急「しらさぎ」で米原経由と、上越新幹線の越後湯沢駅から在来線特急「はくたか」を利用する方法である。
「はくたか」は途中で第三セクターが運営する北越急行「ほくほく線」を通るが、この間は高速運転が可能な対応が施設されており、在来線で最高速度の160キロ運転が行われている。
そんな「はくたか」も北陸新幹線が開通すれば愛称までも譲ることになってしまうが、東京から金沢方面に行くには最速路線なので人気のある特急列車となっている。
この第三セクターは北陸新幹線開通に関して随分前から利益金の内部留保100億円を目標に進め、見事に達成していた事実が話題を呼んでいたが、新幹線の開通により収入の落ち込みが確実とされており、予見の対応と考えると賛辞に値する経営感覚と言えるだろう。
北陸新幹線の工事で難関だったのが飯山トンネルで、22キロ以上という長さだが、想像以上に難工事だったようで随分と開通が遅れていた。
長生きすると世の中の新しい変化を知ることになるが、リニア新幹線の開通は絶対無理として、少なくとも北陸新幹線ぐらいは利用体験したいと思っている。
そんな話を喫茶店でしていたら、同年代の人達が話題に出したのが東京オリンピックの開催。「そこまで生きられるかなあ」という言葉を耳にすると寂しい響きが伝わって来た。
公共交通機関を利用していて事故に遭遇したら災難だが、過日に地下鉄追突事故が起きた韓国で地下鉄の車両の屋根の絶縁システムで爆発が起き、ホームにいた人達数人が負傷したニュースがあった。
韓国では完成前のマンションが傾いて来て、倒壊すると危険だからと解体工事を進めていたら倒壊してしまったというニュースもあったが、北朝鮮では23階建てのマンションが突然崩壊して多くの被害者が出たと報じられていた。
これらの原因が手抜き工事というので恐ろしいが、過去に書いたように工事に携わる人や交通機関に従事する人は家族や孫達が利用すると考えて欲しいもので、それらは飲食を提供する仕事も同じである。
今日あることはこれまで幸運の積み重ね。飛行機、列車、バス、タクシーで事故に遭わなかったこともラッキーだったし、高速道路を走行中に逆走車と遭遇しなかったことも幸運である。
一般道路や対面通行の高速道路もあるが、対向車の運転者が心疾患や脳疾患、また居眠り運転や飲酒運転をしていなかったから今日があるので、「被害者になるな」「加害者になるな」という言葉を大切にしたいと思っている。
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