ツアーではない個人旅行者が外国のホテルのフロントに行くと、勝手に英会話が出来ると想像されるみたいで、まずはその誤解を解くことから始めなければならず、次に出来るだけゆっくりと喋ってほしい旨を伝える必要がある。
予約して基本的宿泊料が前払いされていると予約確認書という書類を貰っているが、フロントでそれを見せた時のスタッフの仕種に不安になることも事実である。過去に何度も目にしたことがある筈なのに、記入されている文字を逐一確認するように読む目の動きや、他のスタッフとのアイコンタクトの仕種を見るとホテルマンとして失格を言い渡したくなる思いを抱く。
過去に多くのホテルのスタッフ教育を担当した歴史があるが、そんなことを指摘したこともあった。
言葉が出来ないとクレームを訴えることも不可能だし、不便な境遇にある状態を思い知ることになるが、これも海外旅行の一つの楽しみみたいなもので、緊張はそのまま旅の思い出として残ることになる。
外国の航空会社の飛行機を利用して言葉が通じないことも大変である。水、毛布ぐらいなら誰でも通じるものだが、入国手続きや税関の書類に着いて不安があっても質問することが出来ず、それらは出発前にネットでしっかりと調べておく必要がある。
旅行先の国の航空会社を利用することが何かと便利だとも言われているが、それも言葉が通じてのこと。日本発着の国際線なら少し位日本語を喋る客室乗務員がいるが、多数の搭乗者がいる機内では限界もあり、ずっと不安があるなら自国の航空会社の方が落ち着くことも事実だし、復路で機内に入った瞬間に帰国したような雰囲気になれるのも嬉しいことである。
今回の旅行で飛行機による移動距離は約25000キロで、飛行機嫌いとしてはよく行けたものだと自分でも驚いている。
印象に残ったのは鉄道を利用したものだが、改札口のないキャンベラ駅でチャックインみたいに手荷物を預けるシステムは初めて体験したことで、終着駅のシドニー・セントラル駅にも改札口がなかったことはびっくりだったが、帰国してから詳しい人に教えて貰ったら、オーストラリアは車内検札で不正があれば高額な料金が科せられる制度があり、それが改札口不要という背景になっているようである。
そんな国の人達が来日され、新幹線を利用されたら驚かれるだろうが、何処の国でも外国人向けに3日用、1週間用などの割引チケットを設定していることも多く、日本のJRにもそんなシステムが存在している。
このコラムをご笑覧くださった方から質問があり、キャンベラとシドニー間で利用した列車の料金はと言われたので説明したが、距離は約280キロ、所要時間は4時間。車なら3時間のところをゆっくりと移動するものだが、ファーストクラスで8000円弱であった。
距離からすると新幹線なら博多から鹿児島中央駅までと同じぐらいになるが、グリーン車利用で13450円となっている。
予約して基本的宿泊料が前払いされていると予約確認書という書類を貰っているが、フロントでそれを見せた時のスタッフの仕種に不安になることも事実である。過去に何度も目にしたことがある筈なのに、記入されている文字を逐一確認するように読む目の動きや、他のスタッフとのアイコンタクトの仕種を見るとホテルマンとして失格を言い渡したくなる思いを抱く。
過去に多くのホテルのスタッフ教育を担当した歴史があるが、そんなことを指摘したこともあった。
言葉が出来ないとクレームを訴えることも不可能だし、不便な境遇にある状態を思い知ることになるが、これも海外旅行の一つの楽しみみたいなもので、緊張はそのまま旅の思い出として残ることになる。
外国の航空会社の飛行機を利用して言葉が通じないことも大変である。水、毛布ぐらいなら誰でも通じるものだが、入国手続きや税関の書類に着いて不安があっても質問することが出来ず、それらは出発前にネットでしっかりと調べておく必要がある。
旅行先の国の航空会社を利用することが何かと便利だとも言われているが、それも言葉が通じてのこと。日本発着の国際線なら少し位日本語を喋る客室乗務員がいるが、多数の搭乗者がいる機内では限界もあり、ずっと不安があるなら自国の航空会社の方が落ち着くことも事実だし、復路で機内に入った瞬間に帰国したような雰囲気になれるのも嬉しいことである。
今回の旅行で飛行機による移動距離は約25000キロで、飛行機嫌いとしてはよく行けたものだと自分でも驚いている。
印象に残ったのは鉄道を利用したものだが、改札口のないキャンベラ駅でチャックインみたいに手荷物を預けるシステムは初めて体験したことで、終着駅のシドニー・セントラル駅にも改札口がなかったことはびっくりだったが、帰国してから詳しい人に教えて貰ったら、オーストラリアは車内検札で不正があれば高額な料金が科せられる制度があり、それが改札口不要という背景になっているようである。
そんな国の人達が来日され、新幹線を利用されたら驚かれるだろうが、何処の国でも外国人向けに3日用、1週間用などの割引チケットを設定していることも多く、日本のJRにもそんなシステムが存在している。
このコラムをご笑覧くださった方から質問があり、キャンベラとシドニー間で利用した列車の料金はと言われたので説明したが、距離は約280キロ、所要時間は4時間。車なら3時間のところをゆっくりと移動するものだが、ファーストクラスで8000円弱であった。
距離からすると新幹線なら博多から鹿児島中央駅までと同じぐらいになるが、グリーン車利用で13450円となっている。
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