昨夜と今朝、そんな電話が掛かって来た。受話器を取ると妻の声。宿泊しているホテルの部屋の電話からだった。
福岡県の柳川に在住する妻の妹が還暦を迎えた記念に有馬温泉に集まっているものだが、私は一滴も飲めないし、退院したばかりということもあって参加しなかった。
ところ変われば品変わるという言葉があるが、柳川での還暦祝いは親戚や友人などに案内して船を一艘貸し切って柳川下りをするというものらしいが、そんなことよりこちらの方でという企画になったようだ。
過去に書いたが、七五三で関係者に案内をして派手な祝賀会を開く茨城県のことを書いたが、三河の結婚式へのしきたりしかり、土着した慣習とは時には大変な思いをすることになるだろう。
話を電話に戻すが、我が家の電話は相手の発信地をアナウンスしてくれるので便利である。「北海道からです」「東京都からです」「福岡県からです」「公衆からです」と言ってくれるのだから大凡の見当が付くので重宝しているが、数日前の午後８時前に「非通知です」という電話が掛かって来た。
それは私が退院した日で横になっていたひとときであり、妻の友人からだと想像して受話器を取ったら相手はそうではなかった。
「こちらはＮＴＴの＊＊＊ですが、来月から請求書の通知郵送が１５０円ぐらいで有料となりますのでお知らせしています。＊＊様はどうされますでしょうか、ご負担をいただくかウェブとかメール登録をしていただくか」
社会常識の営業時間ではない夜にこんな電話をＮＴＴが掛けて来る筈はないと思ったのは言うまでもないが、横になっていたこともあり少し腹立たしい思いもあったところから、あなたの好きなように処理しなさいと伝えて電話を切った。
滑舌の悪い人物なのでよく聞き取れなかったこともあるが、何を伝えたいのかさっぱり理解出来ず、こんな人物の相手をするのは時間の無駄という判断でもあった。
昔、午後１０時を過ぎているのに営業の電話が掛かって来てびっくりしたことがあった。「よいビジネス投資のお話のご案内で、限られた方だけのご案内になっておりますので、ぜひ私の話をお聞きください」で始まったものだが、こんな礼節の常識を欠いた人物の相手をするつもりはなく、お金儲けの話を他人にする筈はなく、あなたが好きなだけ投資してしっかりと儲けてください」と返すと切られてしまった。
営業電話が掛かって来た際、今で言う「個人情報」ではないが、どこから我が家の電話番号をと疑問を抱き、単にランダムに選んだのではないだろうと想像し、どこから知ったのと問うようにしていたが、社会奉仕団体の登録名簿やゴルフ場の会員名簿が多かったようである。
今日の写真は柳川市観光協会のＨＰから川下りの写真を。
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