第二の履歴書
私は就職活動を何回か経験したことがある。一般的には履歴書や職務経歴書を相手の会社に先ず送って、それから書類選考となる。
採用する側にとってその時点では、応募者の資格や職歴から“この人は何ができるのか”というデータを得るのみである。
しかし、組織の中で共に働くことになる以上は応募者の人物、性格などを知っておきたい。ということで、書類選考でOKになった次の段階として「面接」に進むことになりる。
ところが、1度会って採用か否かを決めるのはかなり難しい問題がある。
人は、初対面では誰でも「よそいき」の顔で来るので、人物や性格やその人の評判まではわからないからだ。
求職活動、募集活動では、こういうことが長い間続いてきた。採用したらガッカリということも多いものである。
しかし、ネット社会、とりわけ自分の意見を簡単に発信できる時代になって様相が変わってきた。
今、インターネット上の情報は、就職や大学入学時の重要な判断材料になっているという。
大学の入学審査担当者は、願書以外に情報が欲しい志願者がいると、その名前やメールアドレスを検索するという。
就職や大学入学を考えている人は、ネット上で自分に関してどんな情報が流れているか知っておくべきということだ。
ネット上の良い評判は評価の対象になる。
ブログを書いている人は、その内容を求人相手にチェックされることを覚悟しておく必要がある。
匿名ならば問題はないだろうが、本名を公開している人は、あまり角(かど)の立ったことを書くと...
でもそれはそれで、正しいと信じているならけっこうだが。