20数年前、拙宅を会場として英会話教室が行われていた。講師を担当してくれていたのはアメリカ、カナダ、オーストラリアから来ていた若者達で、それぞれが帰国してからも交流があり、オーストラリアの女性が結婚する際に招待状が届き、妻が出席していた。
その彼女からメールが届き、返信したら是非オーストラリアへと誘われ、さてどうするかと思案している。
もしもと仮定してネットで情報を調べてみた。彼女が在住しているのはパースで、現在は日本からの直行便はない。
キャセイ航空なら香港、タイ航空ならバンコク、シンガポール航空ならシンガポール、マレーシア航空ならクアラルンプール、ガルーダインドネシア航空ならジャカルタで接続便を利用しなければならず、乗り換え時間も2時間から24時間など様々で、待ち合わせ時間が短いほど航空運賃が高く設定されている。
カンタス航空と日本航空にシドニーまで直行する便があるが、それでも約10時間を要するので大変である。
LCCのジェットスターがあるが、長距離便では遠慮したくなる。シドニーから乗り継ぎとなればカンタス航空の国内線利用となるが、それでも約5時間も要するので広大な国土に驚きを感じる。
シドニーからパースまで列車を利用する経路もあるが、それだけで3泊4日を費やすので難しい。
言葉の問題や安心感からすると日本航空だが、長時間の飛行を考えるとビジネスクラスを選択しなければならず、調べてみたらそれだけでマイレージが2万マイル獲得出来ると案内されていた。
びっくりするのはオーストラリアの国内線のビジネスクラスの高額な運賃。日本からオーストラリア間よりも高いので不思議な思い。外国旅行に詳しい友人に聞いたら、競争が激しい国際線の方が割引価格で販売されるという事情があるそうだ。
最も安い選択をすれば台北経由のチャイナエアラインや、上海経由の中国東方航空もあるし、韓国の仁川空港から大韓航空を利用する方法もあるが、やはり直行便の方が心身共に楽である。
外国に行くと問題になるのが病的な偏食で、どこでも日本料理店を調べてから行くことになるので大変だ。
また、医師から処方されている多くの薬を持参しなくてはならないが、入国時に申告を義務付けられているケースもあり、それぞれの薬に関する英語の情報も必要だし、過去に罹患した病気に関する情報も携える必要がある。
外国で入院することにでもなれば高額な医療費が問題となる。そこで医療費を含む旅行保険の加入が不可欠だが、掛け金も半端じゃないので覚悟しなければならない。
そんなことを想像しながら世界地図を見ていると興味が尽きないが、存命中にそんな旅が出来れば幸せだろう。
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