今年のGWは飛び石休日からか、交通機関やホテルなどでも予約の空きがあるというニュースがあった。
GW、年末年始、お盆の時期は国民の大移動の時期だが、その間は宿泊施設も料金アップが設定されており、満員でサービスがダウンする可能性が高いのになぜと疑問を抱いてしまう。
海外への航空機でも平日と週末利用では随分と料金が異なることもあるし、需要と供給のバランスで価格が売り手側によって勝手にコントロールされる現実に抵抗感を覚えている。
国際線の航空運賃に関し、満2歳までの幼児は大人の10%が一般的だが、3歳から12歳までの子供料金は75%が多いが、中には子供料金の設定がなく、大人と同一料金という航空会社もあるので確認をしたい。
前にも書いたが、国際線の航空運賃は同一区間でも28段階ぐらい異なっており、提携する旅行会社へ提供している格安チケットから出発日に接近する高額なものまで、そこには理解出来ないような疑問も秘められている。
空席で飛ぶなら割引料金で提供したらよいのにと思うのだが、早割なんて言葉が当たり前の社会になって暇な人が優先されるような気がしてならないこの頃である。
身内や仕事の関係で不幸が発生し、お通夜や葬儀で参列するのに飛行機を利用するケースもあるだろうが、それで正規料金とは何か矛盾を感じるのは私だけだろうか。「通夜割引」「会葬割引」という発想があってもよいのではと伝えたいのだが、そんな証明なら我々葬祭業者が協力を惜しまないのにと提案したい。
会葬礼状と葬儀社の証明があれば割引されることになれば間違いなく利用者に歓迎されるだろうし、数ある航空会社の中で何処かが打ち出してくれないかと期待を寄せている。
格安航空会社が就航記念に発表した破格の特別料金に抵抗感を覚えたこともある。「ご縁」からという単純発想で「5円」で中国へとか、成田と札幌を150円というのもあったが、あまりにも馬鹿げた発想で、ただ話題を集めるだけが目的みたいでそんな航空会社は意地でも利用しないという人もいると想像する。
物事には常識があるし、価格破壊にも限界が存在する筈。何処かの航空会社のトップの発想で客室乗務員のスカートを短くして物議の対象となっていたが、勤務する人達もおかしなことに「おかしい」と言える環境でなければ、間違いなくトップを「裸の王様」にしてしまうと指摘したい。
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