昨年の秋に佐賀県の武雄温泉に行ったが、地元に在住する人物の用意してくれた車であちこちを見学、伊万里焼の郷やイカで知られる呼子にも立ち寄り、楼門で有名な温泉にも入ることが出来たので有意義で素晴らしい思い出が出来た。
印象に残っているのは夕食を予約してくれていたお寿司屋さんで、料亭風の店舗の座敷で2時間ほど過ごさせて貰ったが、料亭風の凝ったコース料理の結びに出て来たのがお寿司。それは玉子以外が全て野菜で、「生姜」「椎茸」「カイワレ」「茗荷」「茄子」などがネタになっていた。
さて、伊万里を走っている鉄道がある。昔は国鉄の路線だったが現在は第三セクターとして運用されている松浦鉄道だが、国内で線路のある鉄道で最西端を走ることで知られる。
有田と佐世保間93.8キロを結ぶ路線だが、佐世保から大村線に入りJR線をハウステンボスに向かう電車もあるようだ。
この鉄道会社のHPを開いたら、全く知らなかった世界があったので興味を抱き、ここにその一部を紹介することにしよう。
それは広告料金に関する案内で、中吊り広告なら30日間で1枚「1800円」。窓の上の側面は「1000円」。ドア部分は「2500円」となっていたが、1両運転されているこの鉄道の車両の外側の側面にラッピング形式でCMを掲載することも可能で、その場合「60万円」となっており、制作費と回復費が別途料金となっていた。
大阪環状線ならそんな金額で営業されることは絶対にないだろうが、地方の鉄道には意外な設定があることを初めて知ることになった。
この旅では阿蘇山の噴火による飛行機の欠航から、新幹線の利用者が多くなり、グリーン車なら当日でも大丈夫だと考えていたのが誤算になり、3時間も予約が出来ず、現地へ到着したのは暗くなってからだったので招待者の人物に申し訳なく思っていた。
その旅日記も書いたが、新鳥栖駅で在来線に乗り換えた「特急みどり」が5号車の指定席だったのに、4両の連結で入線して来たのでびっくりしたが、ここまでの途中の駅で併設していた列車を切り離して来ていたことが判明。利用した4両の号車が「5号車~8号車」になっていた。
旅館業界には遠い昔に「西の玉の湯、京の俵屋、東のあさば」という言葉が存在していた。
「玉の湯」は九州由布院御三家の一軒だが、40年前に立ち寄ってから何度か利用したことがあるが、リニューアル後は行っていない。因みに由布院御三家は「玉の湯」「亀の井別荘」「山荘無量塔(むらた)」である。
昔の「玉の湯」は由布院らしい情緒があった。炬燵の布団、寝具の柄が絣で、仲居さんの着物も絣柄で味があり、それらは洗面所や鏡台に敷かれたガラスの下にも彩を飾っていたし、夕食と朝食時の箸置きには枝の付いた椿の花が一輪と菜の花が用いられていた。
「あさば」は伊豆の修禅寺にある和風旅館だが、中庭の池を挟んで能舞台があり、定期的にイベントを行っている旅館で、かなり高額な宿泊料なのでびっくりするが、ここも40年ほど前に利用したことがある。
京の「俵屋」は利用したことはないが、過日の号で触れた「柊家」と比較したらどうなのだろうと興味を覚える。
京都で知られる料亭で驚く条件規制を打ち出していたので「それはないだろう」と指摘したいところがある。「法要後の御斎(おとき)でご利用を」と謳っているのに、ご遺影はご遠慮くださいとあるからだが、皆さんはどのようにお感じになるだろうか?
今日の写真は武雄温泉でお世話になった旅館の部屋。宮本武蔵にゆかりある「東洋館」の離れ「山茶花」である。
印象に残っているのは夕食を予約してくれていたお寿司屋さんで、料亭風の店舗の座敷で2時間ほど過ごさせて貰ったが、料亭風の凝ったコース料理の結びに出て来たのがお寿司。それは玉子以外が全て野菜で、「生姜」「椎茸」「カイワレ」「茗荷」「茄子」などがネタになっていた。
さて、伊万里を走っている鉄道がある。昔は国鉄の路線だったが現在は第三セクターとして運用されている松浦鉄道だが、国内で線路のある鉄道で最西端を走ることで知られる。
有田と佐世保間93.8キロを結ぶ路線だが、佐世保から大村線に入りJR線をハウステンボスに向かう電車もあるようだ。
この鉄道会社のHPを開いたら、全く知らなかった世界があったので興味を抱き、ここにその一部を紹介することにしよう。
それは広告料金に関する案内で、中吊り広告なら30日間で1枚「1800円」。窓の上の側面は「1000円」。ドア部分は「2500円」となっていたが、1両運転されているこの鉄道の車両の外側の側面にラッピング形式でCMを掲載することも可能で、その場合「60万円」となっており、制作費と回復費が別途料金となっていた。
大阪環状線ならそんな金額で営業されることは絶対にないだろうが、地方の鉄道には意外な設定があることを初めて知ることになった。
この旅では阿蘇山の噴火による飛行機の欠航から、新幹線の利用者が多くなり、グリーン車なら当日でも大丈夫だと考えていたのが誤算になり、3時間も予約が出来ず、現地へ到着したのは暗くなってからだったので招待者の人物に申し訳なく思っていた。
その旅日記も書いたが、新鳥栖駅で在来線に乗り換えた「特急みどり」が5号車の指定席だったのに、4両の連結で入線して来たのでびっくりしたが、ここまでの途中の駅で併設していた列車を切り離して来ていたことが判明。利用した4両の号車が「5号車~8号車」になっていた。
旅館業界には遠い昔に「西の玉の湯、京の俵屋、東のあさば」という言葉が存在していた。
「玉の湯」は九州由布院御三家の一軒だが、40年前に立ち寄ってから何度か利用したことがあるが、リニューアル後は行っていない。因みに由布院御三家は「玉の湯」「亀の井別荘」「山荘無量塔(むらた)」である。
昔の「玉の湯」は由布院らしい情緒があった。炬燵の布団、寝具の柄が絣で、仲居さんの着物も絣柄で味があり、それらは洗面所や鏡台に敷かれたガラスの下にも彩を飾っていたし、夕食と朝食時の箸置きには枝の付いた椿の花が一輪と菜の花が用いられていた。
「あさば」は伊豆の修禅寺にある和風旅館だが、中庭の池を挟んで能舞台があり、定期的にイベントを行っている旅館で、かなり高額な宿泊料なのでびっくりするが、ここも40年ほど前に利用したことがある。
京の「俵屋」は利用したことはないが、過日の号で触れた「柊家」と比較したらどうなのだろうと興味を覚える。
京都で知られる料亭で驚く条件規制を打ち出していたので「それはないだろう」と指摘したいところがある。「法要後の御斎(おとき)でご利用を」と謳っているのに、ご遺影はご遠慮くださいとあるからだが、皆さんはどのようにお感じになるだろうか?
今日の写真は武雄温泉でお世話になった旅館の部屋。宮本武蔵にゆかりある「東洋館」の離れ「山茶花」である。
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